彰の気まぐれ日記:Akira Note

追悼:Jack DeJohnette

10月26日。ジャズ界の巨星ドラマーのJack DeJohnetteが亡くなった。数日前にInstagramに元気そうに自宅でくつろぐ姿が上げられていたばかりだというのに。。
うっ血性心不全ということで突然の事だったのだろう。享年83歳。
ご冥福をお祈りします。

尊敬し、大好きなドラマーでした。Jack DeJohnette氏のフリークで演奏しているものを全てチェックするというマニアではないのに。
自分が愛聴したアルバムに彼の名前がかなりの確率で入っていたというのが本当のところ。一番聴いた量が多いドラマーであったことは確実だ。だからJack DeJohnetteのドラミング、音楽を構築していく様が自分の中でスタンダード化されているのだなあと
改めて実感しているのだ。

彼が参加しているアルバムは膨大すぎるし共演者も多岐に渡りすぎて全貌は掴めずにいる。ここに完全ではないがディスコグラフィーがあるので、記録の為に載せておきたい。

https://www.discogs.com/ja/artist/238626-Jack-DeJohnette?srsltid=AfmBOorQQpqrt40SYbo-gphhLBT34C_fO8NZ9ArYGoVb5VFha6ZzAl3Q



ジャズに出会って深くのめり込む過程で早くJack DeJohnetteに出会った。
一番最初はBill Evansのアルバム『At The Montreux Jazz Festival』を聴いた時だろう。最初はその凄さは未熟な私には理解できず、単にBill Evansを聴き漁っていた中の1枚に過ぎなかったと思う。

Bill Evans~Eddie Gomez~Jack DeJohnetteという奇跡の面子は数ヶ月しかなくとても貴重だし音楽的に突出していたと気付くのに時間がかかった。

1983年。私が19歳の頃、「Live Under The Sky」というとてつもなく大きなジャズフェスティバルが日本であった。大阪公演はたしかフェスティバルホールで行われた。
Sonny Rollins Special QuartetのメンバーはPat Metheny(gt)
Alphonso Johnson(b)Jack DeJohnette(ds)という今見てもびっくりするようなメンバーだった。そこで繰り広げられたパワフルで華やかなドラミングにドキドキした。凄いバンドだった!!

程なくして運命的なアルバムと出会うことになる。
Keith Jarrett 『Standards vol.1』そしてvol.2そしてもう一つ『Changes』だ。同じ日に3枚ものアルバムを録音し、時間差でリリースされノックアウトされ続けた。
Keith Jarrett~Gary Peacock~Jack DeJohnetteの3人がマジックかの様に紡ぎ出す音楽は新たな目標、憧れの音楽家としての在り方となった。


そして1985年に待望の初来日公演。大阪厚生年金大ホールで生のStandars Trioの演奏に触れたのだった。細かいところまでは覚えていないが、”唖然と”見守るしかできなかった。楽しむというより崇高なものに出会し、平伏すしかなかったというのが正直な感想。
この初来日の東京公演の映像がVideo Artsからリリースされ、自分にとってのバイブルとなったのだ。


こうしてトリオとして3人のミラクルな対話、極めて冒険的かつ繊細な音楽を作るのに必要なことを全てここから学んだと言っても過言ではない。とても個人的な事だが、それくらい今現在でもそう思っている。
このKeith Jarrett Trioの来日公演は、1985年か2013年まで計11回あり、数えてみたところ21回コンサートに行っていた。
Jack Dejohnetteの演奏に生で触れたのはこれが大部分を占める。

そして最も印象に残ってる出来事は、1991年か1992年頃、私が大阪から上京したばかりの頃、原宿に「Keystone Corner」というジャズクラブがあり、Jack DeJohnette Special Editionの公演があり、最終日の2ndステージに行った時のこと。
運良く、ステージの右寄りにドラムセットがあり、最前列のドラムセットの真ん前に座ることが出来た。
Special Editionといえば1980年頃から活動していた彼のリーダーバンドだ。
初期メンバーは、David Murray(ts)Arthur Blythe(as)Peter Warren(b)。オリジナルは革新的でフリーなサウンドだ。Jack DeJohnetteの思い描く音楽が全て詰まっていると言っても過言ではない。
原宿「Keystone Corner」に出演したのは、「Earthwalk」というアルバムがリリーされての来日だったので、Greg Osby(as)Gary Thomas(ts,fl)Michael Cain(p)
Lonnie Plaxico(b)という若手中心のメンバーだった。

ある意味キャッチーで明るくパワフルな音楽だ。喜びが体全体から発せられ「Great Bnad!!」と何度も雄叫びを上げながら全開でドラムを叩きまくる。その左手を見ると
手のひらを負傷してしまったのか、血で真っ赤に染まっている。スティックまでが真っ赤に。その熱演ぶりをこの距離で見ることが出来たのは宝物のような経験だった。
その時の心に残った事は、ここまでパワー全開で叩いても他の楽器の音が全てクリアに聞こえて来ることだった。バスドラムの真ん前にいてもだ。音が綺麗なのだ。

Jack DeJohnetteの真髄はここなのだ。野生の荒々しさ、激しいパワー、インテリジェンス溢れる繊細さ、全てが混在し、全てが飛び抜けているレベル。
そして、自らがピアニストでもあるということ。音楽全体を俯瞰してコントールしながらも聴き手を惹きつけるオーラを放ち続ける。
そして疾走感。どこまでもエレガントである。美しい世界。

様々な参加作品を聴いた。最初に書いたように、印象に残る大好きなアルバムの数々のJack DeJohnette率は5割以上だろう。
・Charles Lloyd「Forest Flower」「Dream Weaver」
・Miles Davis「Bitches Brew」「Live Evil」
・Ornette Coleman「Song X」
・Pat Metheny「80/81」
・Kenny Wheeler「Gnu High」
・Miroslav Vitouš「Infinite Search」
・Lyle Mays「Fictionary 」
・Eliane Elias「Eliane Elias Plays Jobim」
・Gary Peacock「Tales of Another」
etc.

そして忘れちゃいけない、日野皓正さんとのコラボ。
「Transfusion」というアルバムで、Roland Hanna(p)Ron Catter(b)Jack DeJohnette(ds)という唯一無二のメンバーをチョイスした日野さんの采配。
この時、Roland HannaさんとJack DeJohnetteさんは初共演だったらしい。
いたく感激し、日野さんに感謝していたらしい。
このバンドで渋谷のオーチャードホールでライブレコーディングが行われ、
「D-N-A Live in Tokyo」として発表されたが、もちろんコンサートに足を運んだ。
カルテットの演奏はもちろんだが、突発的に起こった日野さんとJackのデュオでの「Up Jumped Spring」の凄まじいインタープレイは記憶に新しい。

とりとめも無くJack DeJohnetteさんへの想いを書いてきたが、いまだに彼のマジカルなプレイとして印象に残っているのが。。。
・Keith Jarrett Standards vol.1「All The Things You Are」
・同じくvol.2における「If I Should Loose You」
でのプレイ。


この2曲でのスイング感、スピード感は数値的な速度は超越した域に達していて、時空を超えたプレイだと思う。All The Things You Areは何度もライブで再現されたが、このスピード感がないのだ。私なりの見解として、Keith Jarrettの1983年当時はオリジナルでフリーな展開の演奏や、ソロでのインプロヴィゼーションを行っていた時期で、突如としてジャズスタンダードばかりを演奏するという企画にジャズ界が驚いたのだ。Keithがジャズの原点回帰!?スタンダードを!?という期待以上のものが現れてきたのだ。Keithのプレイは自由そのものでビバップのイディオム、すなわちジャズ語とは何か違う独自の語り口、歌をスタンダードのフォーム上で行うという風に捉えられる。4ビートに乗せてスイングするというのとは違う次元での演奏だ。3人の新鮮なる対話が影響して、またとない特別なグルーヴ感が出たのだろう。このStandards Trioは結局35年間にも及ぶ活動を行ったのだが、やはり
マンネリ感が出てきたのは否めない。そして、私が言うのは僭越過ぎるにも程があるのだが、KeithはJazz pianistになってきてとても高度なJazz Trioになったのだと思っている。時が経てば変化があるのは世の常であり、Standards Trioも例外では無かった。いや、初期が特別過ぎたのだ。
この2曲の特別すぎる3人の一体感、スピード感はいまだに謎であるし、ドキドキする。

そして、
Keith Jarrett「Standards Live」における「Too Young To Go Steady」という曲だ。これは以前にJazzTokyoというサイトで書いたことなのだが、引用したいと思う。

“キースはバラードのつもりで弾き始めるが、ジャックは最初からスティックでシンバルを鐘の音のように叩く。いつの間にやら喜びのダンスの Groove に、そしてレゲエのフィルから4拍目にクラッシュシンバルのアクセント多用で狂乱のフェスティバルにごく自然に移行して行く。そのままドラムソロになるも、太鼓の祭の儀式は続く。ブリッジからキース、ゲイリーがその流れの中で合流するが、9分10秒辺りでジャックがふと手網を緩めると祭から我に返る三人。そして、最後の8小節のメロディーでこれまでの出来事をしみじみと振り返るバラードになり、安らぎのエンディングを迎えた。これが僕が好きなStandards Trioの演奏の中で1、2を争う。”

このちょっとマニアックな聴き方だが、ミュージシャンとして聴いた場合のこのJack DeJphnetteのプレイは尋常ではない。Keith Jarrett本人も”持っていかれちゃったなあ”と喜んでいたに違いないと確信している。本当に素敵な演奏だ。

このように、Jack DeJonetteのプレイを愛するミュージシャンが沢山いた。だから
こんなにもリスナーとしては彼のプレイを聴き、素晴らしい世界に誘われたのだなあ。

今、もうJack DeJohnetteさんの演奏が聴けなくなって寂しく、悲しいが、少なくとも私は彼のドラミング、世界観から大きな大きな物を頂いたと思っている。
どうもありがとうございました。そしてどうぞ安らかに。

November is coming

そろそろ十一月。霜月〜霜がおり、冬への移り変わりが色濃くなる頃ですね。
日本の四季が、少し変化してきています。夏と冬が長くなりつつあり、春と秋が
少ししか感じられないような。だからこそ秋の恵を精一杯感じたい今日この頃です。

秋になると聴きたくなる曲に、武満徹作曲『November Steps』があります。
ニューヨーク・フィルハーモニック125周年記念委嘱作品として1967年に作曲されました。鶴田錦史の琵琶、横山勝也の尺八とオーケストラによって奏でられる音楽は、
琵琶と尺八による日本の侘び寂びの極地であるかのような世界観と西洋の現代音楽の
緊張感と幽玄の協和とせめぎ合いの美。

昨年の十一月に私は一つのセレナーデを作曲しました。セレナーデとは「小夜曲」と
訳され、穏やかなる愛の歌です。『November Serenade』と題し、ベーシスト山田良夫氏とのアルバム『LANDSCAPE』に収録しました。

こちらの『LANDSCAPE』は、私、石井彰とベーシスト山田良夫によるデュオ・アルバムとして2025年8月にリリース。30年ぶりの再会を果たした二人が、互いのオリジナル曲を持ち寄り制作しました。ゲストとして芳垣安洋(Dr)、原れいこ(Vo)、石井智大(Vn)が参加。石井彰撮影による20ページの未発表写真集が付属しています。
メンバーそれぞれのライブ会場でご購入いただけますが、通販ご希望の方は、

a.fenice141@gmail.com

までご連絡くださいませ。

収録曲

  1. Inflection
  2. Maurts
  3. Dying Moonlight
  4. November Serenade
  5. Cave
  6. When Colors Come Alive
  7. AKI
  8. Childhood

アーティスト

山田 良夫 / Yoshio Yamada (Bass)
石井 彰 / Akira Ishii (Piano)
芳垣 安洋 / Yasuhiro Yoshigaki (Drums on 01, 03, 05, 07)
原 れいこ / Reiko Hara (Lyrics, Vocal on 05)
石井 智大 / Tomohiro Ishii (Violin on 03)

アルバム情報

タイトル: LANDSCAPE
CDナンバー:YYAI-001
価格: ¥3,000 (税込)

スタッフ

Mixing: 石井 智大 / Tomohiro Ishii

このアルバムの発売記念ライブが来月11月15日(土)に行われます。

11月15日(土) 18:00 start
会場:MK STUDIO TOKYO
新宿区下落合1-6-8 ストークマンション1F
出演:『Silent Color』
   山田良夫(b)
   石井彰(p)
   芳垣安洋(ds)
料金:¥4,000(税込・1drink付き)
お問合せ お申し込み:a.fenice141@gmail.com

そして、和楽器と洋楽器によるオリジナルサウンドを目指すユニット『Three Wisdoms』のライブがあります。〜和楽器と洋楽器のコラボ〜という出発点から、この3人だからこその音楽への変遷はチャレンジの連続でした。箏曲、ジャズ、インプロヴィゼーション、そして小林真由子と定村史朗、石井彰のエッセンスが醸され一滴づつ大切に汲み取られた大吟醸の如く奏でる音を楽しんで頂きたいです。

2020年の初共演から5年経ちました。Youtube「譚歌チャンネル」にゲスト出演もいただきました。その方とは、ギタリストの藤本一馬さん。
彼の独自の音楽性、オリジナリティ溢れる活動はご承知の事と思います。
藤本さんの音楽がぴったりの空間『工房花屋』での共演が実現します。
乞うご期待!!

11月前半はこのようなラインナップです。ぜひ聴きにいらしてくださいね。
11月後半の事は次回のブログで書きたいと思います。

朗報も嬉しい秋。

今年のノーベル生理学・医学賞は日本の大阪大学の坂口志文さんが受賞された。
先生の研究テーマは、免疫の自己制御です。
とくに彼が発見した 「制御性T細胞(Treg細胞)」 が中心的な成果です。

この細胞は、免疫反応が過剰になって自分の体を攻撃しないように「ブレーキ」をかける役割を持っています。
つまり、自己免疫疾患やアレルギー、がん免疫などに深く関わる、免疫バランスを保つ鍵となる細胞を発見したのです。
坂口志文先生の「制御性T細胞(Treg細胞)」の研究は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)パーキンソン病といった神経変性疾患にも関係がある可能性があります。

実は私の身内でALSで亡くなった人が2人いるのです。家族の悲しみや不安を目の当たりにしているので、こういうニュースは本当に嬉しく希望の光が見えるのです。
私の叔父、叔母はもう戻ってきませんが、同じ病気で苦しむ方々にとって朗報である事は間違いありません。知り合いでパーキンソン病と戦っている方もおられます。
私の病気~球脊髄性筋萎縮症(SBMA)~のような神経疾患にも治療法の前進にも可能性が
ありそうです。

そしてさらに今日のニュースで奈良県立医科大学 未来基礎医学
森英一朗准教授が「ALSのような病気がどのように起こっているのかということを、このジンクフィンガードメインの新規発見によって理解が深まりましたという成果になりました」という研究発表をしたという事です。
同じようなニュースに見えて実は違った角度からの病気へのアプローチらしく、

Treg療法:免疫系を“調整/抑制”して神経炎症を軽くする。全身あるいは局所の免疫反応を緩和し、炎症由来の二次的ダメージを減らすことが目的。坂口先生の研究に基づく応用はこのカテゴリに入ります。

ZnF系:細胞内でのタンパク質相互作用や遺伝子/RNAそのものを直接ターゲットにして、「病原性タンパク質の凝集を防ぐ」「有害なRNAを切る・発現を抑える」など、病因により近い分子レベルの介入を目指す。

つまり、Treg=免疫面からの“二次的な”ダメージ抑制、ZnF=分子/遺伝子レベルで“根本的”なドライバーに働きかける、という違いがあるそうです。

医学の研究は幅広く行われ、一人でも多くの方が救われるように日夜研究されている先生方には本当に感謝しかありません。有り難うございます。


話は少し飛びますが、今、女優の米倉涼子さんの違法薬物疑惑が世間を騒がせています。
私は米倉涼子さんが好きな女優さんなのですが、「ドクターX」のファンだったこともありますが、私が昨年「急性硬膜外血腫及び慢性硬膜下血腫」で入院していた時に、「低髄圧症候群」も併発し、治療しました。この時、米倉涼子さんがこの病気で苦しんでいたことも知り、より身近に彼女の動向をチェックするようになりました。
この辛さをわかる者として応援しているのです。この疑いが間違いであることを信じて彼女の復帰を待っています。ファンの一人として。


人間誰しも歳を重ねるごとに、どこかしら身体に不具合が出て来るもの。
健康を維持するために色々努力するわけですが、それでも突然襲ってくる身体の不調。
それに耳を傾け、最善の措置を取り、受け入れ共存して自然に生きていく事しかできないのだなあとしみじみ思う今日この頃です。


今月は残すとこと10日ほど。今週はソロピアノライブがあります。

10月24日(金)
『石井彰 Solo Piano Live!』

中野Sweet Rainでのソロは初めて。。かな!?長いことお世話になっているSweet Rain、コロナ禍ではyoutube”譚歌チャンネル”をずっとここで収録させて頂いていました。猫好き一家で、そんなところも気が合うところです。
静かに一人でピアノに向き合います。

中野 Sweet Rain
19:00 open 19:30 start ¥3,300
中野区中野5-46-5 岡田ビルB1
03-6454-0817
jazzsweetrain@cap.ocn.ne.jp

十月〜神無月〜

ようやく長すぎる夏が終わり秋を感じるようになりました。初秋の九月はどこへ
行ってしまったんだ。。。少し損をしたような気分は皆さん感じるところですよね。
先月は珍しくツアーが多く、身体を酷使して疲労が半端ないことになってしまいましたが、今月は秋を感じながらゆったりと行きたいと思います。

先月末に『石井家Duo』の新作『Flying』をリリースしました。Fenice Recordingsとしては3作目になります。
今作はなんと言ってもVocalistが参加している事が注目して頂きたいところ!
玉置玲奈さんが我々の自作の曲を透き通るような歌声で歌ってくださいました。

『洗足学園音楽大学を主席で卒業。学生時代より表現力豊かな歌声で注目を集め、声優・小川輝晃から「嫉妬して泣いたほどの力がある」と評される。 戦隊シリーズ「忍者戦隊カクレンジャー」25周年企画CD『ボクのデンチ』や、歌手・堀江美都子のレコーディングにバックコーラスとして参加するなど、多方面で活動を展開。 現在はジャズヴァイオリニスト・石井智大とアコースティックユニット「letter」を結成し、クラシックの繊細さ・ジャズの自由さ・ポップスの温かさを融合した音楽で「心に手紙を届ける」ことをテーマに活動している。 音楽活動のほか、美容分野ではフェイシャル専門エステサロンを2店舗運営し、天然石ジュエリーブランド「TAMARIE」を主宰。ジャンルを超えて一貫する理念は、「大切な人に寄り添い、日常を豊かにする」ことである』
このような方なのです。

石井彰 作詞作曲の「風標」、石井智大 作詞作曲の「花は青、遠くに光」の2曲は、feat.玉置玲奈として演奏しています。

その他のDuoナンバーも全て新録音の新曲です。
是非聴いて頂きたい作品です。どうぞ宜しくお願いします。
ライブ会場にて販売いたしますが、販売サイトも作りますので少しお待ちくださいませ。



今月は7本のライブが偏る事なくスケジューリングされています。気になるライブは是非チェックしてくださいね。

10月4日(土)
『BEYOND TIME』
松下マサナオ(ds) 石井彰(p) Duo

今をときめく素晴らしいドラマー。彼の叩き出すサウンド、ポリリズムとの刺激的快感を感じずにはいられない即興Duo。

下北沢 No Room For Squares
12:30 open 13:00 start ¥3,500
世田谷区北沢2-1-7 ハウジング北沢ビルⅡ 4F



10月12日(日)
『太田剣&石井彰 Duo』

10年の時を超え復活した太田剣とのデュオ。ソプラノ〜アルト、時にはバリトンまで吹きこなし独自の世界観を持つ男。オリジナル曲、ジャズスタンダード、Bill EvansやKeith Jarrettの楽曲も。音楽的趣向が似通っていて曲の持つ深い部分に手が届くように感じるのは嬉しくも重要な事だと。
会場はお馴染みになってまいりました世田谷用賀の異空間”工房花屋”。花と珈琲の香り、静謐でアンティークなる空間で時が過ぎるのを忘れてしまう。。

世田谷用賀 工房花屋
15:00 open 16:00 start ¥4,400
世田谷区上用賀5-8-11
03-3700-0872


10月14日(火)
『小山彰太Trio』
石井彰(p) 瀬尾高志(b)

北海道札幌に居を構える彰太さん。幽玄郷を一緒に組んでいますが、吉野弘志さんとのトリオも、その前身としてありました。今回は吉野さんがスケジュール合わず、同じ故郷札幌のベーシスト瀬尾高志とのトリオで演奏します。実は小樽でやったことがあるこのトリオ、楽しみです。

経堂 マレット
18:30 open 19:00 start
世田谷区経堂2-16-2

10月17日(金)
『情家みえ with 石井彰』

ずいぶんと久しぶりにご一緒させて頂きます情家みえ(vo)さん。少しハスキーでチャーミングな歌声をお持ちで、今や大人気のシンガーです。二人で演奏することが多かったので、とても懐かしい。そして新鮮な気持ちで演奏したいです。

六本木 ALFIE
18:45 open 19:15 start ¥5,500
港区六本木6-2-35 ハマ六本木ビル5F
03-3479-2037


10月19日(日)
『石若 駿 3days 6公演 2025
石若 駿×石井 彰×杉本智和』

今年もやってまいりました。2017年から始まり、9年目です。大感謝極まりないです。中略。
3日目の夜は、日野皓正Quintetでパリ公演や南アフリカ、中国等を共にした、石井さんと杉本さんとのトリオです。思い出が蘇ってしまいます。
9年目もどうぞよろしくお願いいたします!
石若駿

新宿 Pit Inn
19:30 open 20:00 start ¥4,950(前売)¥5,500(当日)
新宿区新宿2-12-4 B1F
03-3354-2024


10月24日(金)
『石井彰 Solo Piano Live!』

中野Sweet Rainでのソロは初めて。。かな!?長いことお世話になっているSweet Rain、コロナ禍ではyoutube”譚歌チャンネル”をずっとここで収録させて頂いていました。猫好き一家で、そんなところも気が合うところです。
静かに一人でピアノに向き合います。

中野 Sweet Rain
19:00 open 19:30 start ¥3,300
中野区中野5-46-5 岡田ビルB1
03-6454-0817
jazzsweetrain@cap.ocn.ne.jp

10月31日(金)
“Nori Shiota Live Vol.33”
塩田哲嗣(b) 石井彰(pf) 西川彩織(ds)

塩田哲嗣(b) 率いるセッションシリーズ。レコーディングエンジニア、レーベル主催と精力的に活動する彼とは実は30年以上前からの仲。”The MOST”というバンドで一緒にやっていたことも。今年からお声がけいただきご一緒するようになりました。
彼と西川彩織さんとは初のトリオです。

六本木 ALFIE
18:45 open 19:15 start ¥5,500
港区六本木6-2-35 ハマ六本木ビル5F
03-3479-2037

石井家Duoツアー2025秋

日に日に秋が感じられるようになった今日この頃。今日の未明は満月の皆既月食。何か宇宙の力を感じる日ですね。ブラッドムーンという赤銅色の満月。自宅からは見えず、youtubeのリアルタイムの中継で見ることができました。

最近は、とあるご縁から私の病気にアプローチしてくださるありがたいお方二人に知り合えたのです。最近、新しいご縁や以前からの大切なご縁が深まることを強く感じるのです。不安感に負けそうになる事は多いのですが、人生諦めずに強く未来を信じてイメージしていくことが大切。かと言って貪欲になりすぎずゆったりしなやかに生きたいと思う今日この頃です。

今月末から毎年恒例になりました九州ツアーに参ります。『石井家Duo』今年は福岡〜熊本〜鹿児島の順に回ります。

石井彰(p) 石井智大(vn) 息子のツアーはとても自然体で行えるものになるので、心身ともに安心感があります。智大は大阪での『Jazz From Poland in Japan 2025』に日本を代表してゲスト参加を終えたばかり。また新たな刺激的な経験と自信でどんどん大きくなって行くことが父として頼もしい限りです。今回もこのツアーのため録音したアルバムも持って張り切って参りたいと思います。そして鹿児島だけではありますが、素敵なゲスト玉置玲奈(vo)を迎えた新しい音楽がお聴かせできると思います。九州縦断ツアー皆様にお会いできますように。

9月28日(日)

福岡『Bar 柑』
開場 16:00
開演 17:00
チケット ¥4,500
福岡市南区大橋2-17-17
070-6926-8079(とものう)
bar.kan.fukuoka@gmail.com

https://www.facebook.com/bar.kan.fukuokaohashi/?locale=ja_JP

9月29日(月)                         

熊本『Jazz inn おくら』
開場 19:00
開演 20:00
予約前売り ¥3,500 当日 ¥4,000 (要オーダー)
熊本市中央区南坪井町1-12
096-325-9209

                                              

https://jazzinnokura.com

10月1日(水)

鹿児島『リモネアホール』
開場 18:30
開演 19:00
チケット 予約¥4,000 当日¥4,500
鹿児島市松原町11-1 アルファイムビル9F
099-805-1874

When autumn comes

もう気がつけば9月。
気がつけば。。。というのが正直な感覚だ。この記録的な猛暑はさまざまな自然への影響だけでなく、人間だけでなく生き物への影響があります。
自分を過信しないで暑さに対する防衛策をしないといけませんね。あれだけ夏が好きだと公言していた私ですが、もう見栄は張っていません笑
9月でも猛暑は続くようです。気を確かに持ってしなやかに行きたいと思ってします。

”When autumn comes”(秋が来ると)という曲がありますが、秋の楽しみが今月はたくさんあります。


まずはこちら。

『In memorie,in music:Bill Evans~Timeless Echoes』

45年前、1980年9月15日 Bill Evansはこの世を去りました。享年51歳。彼が残した音楽の数々はジャズにとどまらず人類の大切な遺産、宝と言っても過言ではありません。私も10代の終わりに彼の音楽に出会ったことは人生において偶然とは思えない必然性を感じずにはいられません。音楽的な父だと一方的に思っています。
Bill Evans Tribute Solo Concert開催します。

2025年9月15日(月)
『In memorie,in music:Bill Evans~Timeless Echoes』
石井彰 Solo
会場:『工房花屋』東京都世田谷区上用賀5-8-11
開場:15:00
開演:16:00
チケット:¥4,400
お問い合わせ、ご予約:03-3700-0872
https://www.koubou-hanaya.com/
 

『工房花屋』
世田谷用賀にある巨大な空間。花の香、珈琲の香り、アンティークの調度品、YAMAHAのフルコンサートピアノ。時間を忘れてしまうほどの異空間。静かな時を過ごすのにこれほどの空間はないと感じています。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

そして、新しい作品をリリースいたします。

『Landscape』
山田良夫(b)石井彰(p)
ゲスト:芳垣安洋(ds)石井智大(vn,mix)原れいこ(vo)


40年近くの付き合いになるベーシスト山田良夫さん。
一昨年30年ぶりの再会をし、大阪で何度かライブをし、お互いの無事を確かめました。そして今回、アルバムを作ろうということになり昨年からコツコツと作り続けました。お互いのオリジナル曲で構成されています。
大阪時代にはドラマー芳垣安洋さんと山田良夫さんは一緒に活動されていたので、ゲストで数曲参加頂きました。
ボーカルの原れいこさんは山田さんとユニットを組んで活動されています。今回1曲ですが不思議な空気感を持つ声を聴かせてくれました。
石井智大は1曲ソリストとして参加。オクターブバイオリンという特殊な音域のバイオリンです。山田さんのイメージにぴったりの音だったと喜んでいます。彼はこのアルバムのミックス作業を全て引き受けてくれました。
そして今回のアルバムは私の拙作ではありますが写真集付きです。20ページに及ぶ未発表の写真集です。

この新作を携え、ミニツアーを致します。

9月18日(木)
倉敷『Penny Lane』
山田良夫(b)石井彰(p)Duo
19:30 start m.c.¥4,000(1drink付)
倉敷市阿知2-19-29
086-421-3987
https://pennylane-web.com/

9月20日(土)
大阪関目『TEN-ON』
山田良夫(b)石井彰(p)Duo
17:30 opem 18:00 start m.c.¥3,500 当日¥4,000
大阪市旭区高殿7-15-5
06-4254-0172
http://ten-on.music.coocan.jp/index.htm

9月21日(日)
名古屋『Doxy』
山田良夫(b)石井彰(p)原れいこ(vo)
12:30 open 13:00 start m.c.¥3,500 当日¥4,000
名古屋市中区栄4丁目5-22 はとビルB1F
052-242-1227
https://livedoxy.net/index.html



安カ川大樹(b)大坂昌彦(ds)によるピアノトリオユニット『Scene of Jazz』10作目に当たる『Stars』。
9月はミニツアーをします。

9月10日(水)
静岡『Life Time』
『Scene of Jazz』安カ川大樹(b)大坂昌彦(ds)石井彰(p)
19:00 open 19:30 start m.c.¥4,500 当日¥5,000
静岡県静岡市葵区紺屋町 11-1
054-250-0131
https://www.lifetime-shizuoka.com/

9月11日(木)
名古屋『Swing』
『Scene of Jazz』安カ川大樹(b)大坂昌彦(ds)石井彰(p)
19:30 start
名古屋市中区東桜2-18-24
サンマルコビルB1
052-932-1328
https://jazzspotswing.com/


葉月〜残炎の頃

暦の上では立秋。
秋の気配が。。全くない!!というか、これから夏本番ですね。
私は夏が一番好きな季節だったはずなのですが。強がりはやめてなるべく日中は家で作業、陽が暮れてからウオーキングに出るのが日課です。暑いからと言って脚の鍛錬を怠ると筋肉が無くなってしまうので、保持するために毎日のウオーキングは欠かせません。すごい暑さでもやはり夏のパワーは好きです。最近ハマっているものはプロテインです。筋トレするムキムキの人が摂取するイメージですが、還暦をすぎるとまずタンパク質が重要だそうで、一日の食事で60gの摂取が目標値。食事だけで摂るのはちょっと無理な量。。そこでプロテインのお世話になることに。タンパク質だけでなく食物繊維、ビタミンA、B1.B2.B6.B12、C ,D,E、ナイアシン、葉酸、カルシウム、マグネシウム、カリウムなど、ビタミン、乳酸菌、アミノ酸がバランス良く含まれるので健康維持にも最適ですね。おまけに冷たい牛乳に溶かしていただくと美味しくて最高の飲み物です。夏はこれだ!!そんな葉月のライブのピックアップです。ぜひチェックして下さいね。

8月10日(日) 16:00 start
『Quadrangle』
石井彰(p) 石井智大(vn) 水谷浩章(b) 池長一美(ds)
千葉稲毛 Jazz spot CANDY
千葉市稲毛区稲毛東3-10-12

この春リリースした『Uchronia』(Fenice Recordings)引っ提げての千葉稲毛公演が次の日曜日に僕の大好きな場所『 Jazz spot CANDY』でライブをします。
先鋭的な外国のミュージシャンもここでのライブを希望することが多く、国際色豊かなライブスポット。
Keith Jarrettをこよなく愛するママとはとても気が合い、ECM〜フリーなどにも精通している素敵な方。そんな空間と自然に溶け合う感覚を味わえる、僕にとってはかけがいのない場所です。

8月18日(月) 19:00 start
『Tales of Another』
芳垣安洋(ds) 瀬尾高志(b) 石井彰(p)
YOKOHAMA Jazz First
横浜市中区長者町 9-140 第二吉田ビル 1F
045-251-2943

”もう一つの物語”〜随分前からこのお二人に定村史朗、石井智大の二人のバイオリニストを加えた”12本の弦と5人の男”という特別ユニットを数少ないながらも定期的にやってきました。それは現在進行形ですが、ここから派生したピアノトリオでも活動し、もう一つのお話〜スピンオフ的なトリオです。
Gary Peacockの作品”Tales of Another” Keith Jarrett・Jack Dejohnette によるトリオへのオマージュがある3人だからこその音楽。メンバーのオリジナルを中心にお送りしますが、そのほかになかなか取り上げることにないKeith Jarrettナンバーを毎回新たに取り上げます。

8月23日(土)
『石井彰 Solo Concert 〜Akira Ishii plays Bösendorfer』
15:45 open 16:00 start チケット\3,000
『B-tech Japan Tokyo』 
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-3
磯村ビル1F

昨年3月。行う予定だった「B-tech Japan」でのソロコンサートは事故のため中止を余儀なくされました。悔しい想いはひとつづつ良い想いに変えて行く。これが僕がゆっくりと静かに、そして強くやって行こうと心に決めている事です。
Bësendorfer-ウイーンが産んだ名器。ウインナー・トーンと呼ばれる独特な歌うような音色。150年前のBësendorferを弾いた時、ここには木霊が宿っているのだと確信しました。
このデリケート極まりないピアノに向かう時、嬉しさと共に恐ろしさを感じることも。弾く者の真の姿を映し出す”真の鏡”。今の自分と素直に向き合うソロコンサートです。ぜひ聴きにいらして下さい。
お申し込みはメールにて承ります。
a.fenice141@gmail.com  

追記:明日のこのコンサートは  当日券もご用意します。直接お越しください。

8月29日(金) 19:30 start
『石井彰 Solo Piano』
三鷹 ナチュラル
武蔵野市中町2-5-3 幸楽ビルB1F
042-226-2605

今年初めて栗林すみれさんと出演させていただいた新しいお店です。
ということは?。。そうです、ピアノが2台向かい合わせに置いてあるのです。調子の良いYAMAHAのグランドピアノが2台というのはとても珍しい場所ですね。今回はソロです。とても響きも良く、ピアノ好きの方にとってはたまらない穴場になるのではないかと思っています。

栗花落

さて六月。栗花落の頃です。栗の花が落ちる頃が梅雨入りと重なることから、梅雨入りの時期を表す言葉として使われることがあります。アニメ「鬼滅の刃」のキャラクターである栗花落カナヲで知る人も多いでしょう。

僕のオリジナル曲で「TSUYURI」という曲があります。『Uchronia/Quadrangle』の中に収録されていますが、今日6月1日のラジオNIKKEIの番組「テイスト・オブ・ジャズ」で取り上げられオンエアされました。

パーソナリティーの山本郁さんとのトークも楽しいものでした。さすがうまく聞き出して下さり、全てがおしゃれだと褒められ図にのってしまいました笑 30分があっという間でした。

radikoのタイムフリーで6月7日までお聴きいただけます。

『Uchronia/Quadrangle』『Hyperbolic/石井家Duo』の2作品はFenice Recotdingsの通販サイトにてご購入いただけます(^_-) どうぞ覗いてみてくださいね。

さて、今月も本数を絞って濃い内容のライブをお届けしたいと思います。

まずは「パーキンソン病応援ライブ」から始まります。病気と戦う同志達、家族が病気と戦う者、大阪関目のTEN-ONに集い聴衆と共に作っていこうというライブ。
そこに集う者は皆、笑顔です。音楽ができる喜びいっぱいなのです。生きる勇気に溢れているのです。ですから僕もここに毎年参加します。今年も集まって音を出せるのが楽しみです!

6月5日(木) 大阪関目「TEN-ON」
17:30 open 18:00 start m.c.\4,000(当日\4,500)
大阪市旭区高殿7-15-5
06-4254-0172
rxu00261@nifty.com

そして、超個人的ソロピアノプロジェクト『Bill Evansとの対話』が名古屋と東京世田谷で行われます。
10代の終わりの多感な時に運命的に出会い感化されたピアニスト Bill Evans。還暦を迎えた今だからこそ感じること、発見することは尽きる事がありません。
これからの人生、悔いのないようにもう一度向き合ってみようと思う心の師 Bill Evansへのオマージュ。
シリーズは東京「工房花屋」では第5回をもって一応の終わりを迎えますが、名古屋「Mona Petro」では第2回目を開催します。毎回マニアックなレジュメを使ったトークと演奏でお届けするソロピアノライブ是非いらして下さい。我ながら熱いです(^^)!!

6月6日(金) 名古屋「Mona Petro」石井彰 Solo Piano『Bill Evansとの対話 vol.2 Billシェフ至高のスタンダードアレンジのレシピ』
18:00 open 19:00 start
名古屋市中区栄1丁目2-4
テラッセ納屋橋1F
052-684-9860

6月14日(土)世田谷用賀 「工房花屋」
石井彰 Solo Piano 『Bill Evansとの対話 vol.5 最終章〜Bill が残した音楽遺産の真髄』
16:00 start
東京都世田谷区上用賀5-8-11
03-3700-0872
hanaya5811@gmail.com

そして東池袋「KAKULULU」での初のソロピアノです。
「6月よりKAKULULUがプロデュースするソロ・ピアノシリーズ「Alone」。栄えある第一回目は石井彰さんをお迎えして。難病に負けず透徹したタッチが生み出すジャズへの愛情を今こそ。」

6/8(日) @ KAKULULU 開場14:30 /開演15:00
Peatix 前売り:\4400
U-25:\2800 (共に+1ドリンクオーダー) Live : #石井彰
店頭での前売りチケットの販売は受け付けておりません。前売りチケットは「Peatix」での販売のみとなります。→ https://kakululu-akira-solo.peatix.com

初共演!!かみむら泰一(ts,ss)さんとのDUO!!
デューイ・レッドマン氏のお弟子さんであるかみむら泰一さんから命日9月2日のトリビュートライブの参加要請頂きました。その前哨戦とも言えるデュオを行います。

6月15日open14:30 start15:00 2stage
場所:いずるば
料金:前売り3000 当日3500
問い合わせ:kyo1tai@gmail.com
いずるば:東京都大田区田園調布本町 38-8

先日新作「Stars」をリリースしました「Scene of Jazz」のライブが今月2回あります。

Scene of Jazz 安カ川大樹(b)大坂昌彦(ds)石井彰(p)

6月19日 19:30 開演
町田「Into The Blue」
町田市中町1-18-14
きよかわビル4F
TEL&FAX 042-850-9378

6月29日 3:00 PM 開演
八王子「Warp」
お問い合わせ:mikoba0724@gmail.com

NHK FM ジャズ・トゥナイト

『Quadrangle』
石井彰(p)石井智大(vn,vc)水谷浩章(b)池長一美(ds)
のNew CD 『Uchronia』の発売から2ヶ月が経ちました。

コツコツとライブ会場で販売し、手に取ってくださる人も多く、感謝致します。各地のショップで販売できないのが残念ではありますが、我がレーベル「Fenice Recordings」では通販のサイトがございます。
こちらもチェックしていただけたらと思います。第二弾作品『Hyperbolic/石井家Duo』もこちらからお買い求め頂けます。

さて、5月10日にギタリストの大友良英さんがパーソナリティを務めてらっしゃいます、NHK FMの『ジャズ・トゥナイト』のオンエアに、『Quadrangle』の1st アルバム『Uchronia』より僕のオリジナルの表題曲と池長一美作曲の”Rain”を取り上げて頂きました。

この番組の選曲の決定権は大友さんにはなく、番組スタッフの意向で決まるそうです。NHKにお手紙とCDを送り、あとは待つのみでした。送った直後に大友さんから「いただいたCD聴いていますが素晴らしい!!」とだけメッセージをいただきましたが、オンエアするよなどというお知らせは全くなく、ほぼ諦めておりましたが、母の日特集の後半で取り上げて頂いたのをオンエアで知るという!!!

FMでオンエアされる自分の音楽を聴き、改めてQuadrangleの底力、個性が再認識されました。
水谷浩章の秘めたる闘志から生まれるなんとも言えないピアニッシモ。池長一美の空間をデザインし操る美学、石井智大の清々しくもマニアックに洗練された音色。これらがあってのQuadrangleなのだなあとしみじみと感じたのです。我ながら素晴らしいバンドだなと自負しています。

番組の中で大友さんの”これは名盤だ!”というありがたいお言葉に涙しました。年齢と共に音楽が深まっていくということも言われ、恐縮してしまいました。
自分の音楽は派手さはないかもしれませんが、音の美しさ、静なるパワー、深い精神性を追い求めている僕にとって病気による手足の筋力の衰えはさほど影響がないし、むしろ何か大きな力からのメッセージをもらって動かされていると感じています。
そんなことを面と向かって公共放送で行ってくださることは光栄すぎることでした。嬉しさを噛み締めながらシェアします。

今度の水曜日5月14日の16時から再放送、そして聴き逃しチェック(5/18まで)まだまだできますので、どうぞお聴きくださいませ。

そして次の『Quadrangle』のライブは、
7月24日(木)  新宿『Pit Inn』で行われます。ぜひいらして頂きたいです。

ラトビアからの友人

バルト三国のラトビアという国をご存知だろうか。
西側がバルト海に面し、北側はエストニア、さらに北の方にフィンランド、南側はリトアニア、バルト海を挟んでさらに西側がスウェーデン。東側はロシア。
歴史的にいうと1991年までソ連に占領されていた。現在はNATO、EU加盟国である。
海に面し、森林も多く、街並みも古い〜といっても先の大戦でかなり市街地が破壊されたので戦後復興で古い街並みを再現したらしい。首都はリガ。北ヨーロッパの美しい国だ。

とはいっても全くと言ってもいいほど知らぬ国。
この、遠く未知の国から大阪に3人のミュージシャンがやって来た。

ことの始まりは、昨年6月に突然Facebookを通して一人のラトビアのミュージシャンからメールが届いた。

「大阪音楽大学を訪問し、大阪でいくつかのコンサートを行いたいが、あなたや大阪音大は興味をお持ちか?」という内容でした。変ないい加減な人からの失礼なメッセージも届く中、直感的にこのラトビアの方に興味を持ちました。そして10ヶ月にわたるメールでのやり取りが始まりました。

Jachin Edward Pousson
さん。
作曲家、ミュージシャン(ドラマー)、Jāzeps Vītolsラトビア音楽アカデミー(JVLMA)研究員、楽器のデザイナー。さらに、映画製作者、アニメーター、ゲームデザイナー、作家、ビジュアルアーティスト、ダンサー、振付師とのコラボレーションも行う、多才なアーティストである。

彼は”Enadless Roar”という即興グループを率いて来日し、大阪に滞在しいくつかのコンサートと我が大阪音楽大学での特別講義とコンサートを持ちたいと。僕は大学のことに対する決定権はないので、ここまでの経緯を大学に伝えると、二つ返事で了解してくれたのだった。

その決め手は、”Brain-Computer Music Interface”という技術の研究開発を行っている人で、そのデモンストレーションも行いたいという申し入れに大学側も反応したのだろう。

この聞いたことも見たこともないシステムを我が大学で実現するための会場、機材、日程、通訳の手配、などなどほぼ全て私の指示で大学側に動いてもらった。私が大阪にいれば現場での指示など動き回れるのだが、遠隔操作には時間がかかり、うまく連携が取れずに非常に困難な準備期間であった。

まあそういう大変なことはしっかりと乗り越えることができて、4月の22日に大阪に”Enadless Roar”はやってきた。22日にはクラシックのサックスコースへの特別レッスンが行われた。
24日の朝から学生食堂「ぱうぜ」の2回にある会場でセッティングとリハーサル、打ち合わせが行われ、とうとう本番を迎えたのであった。

“Endless Roar”は、ノイズというジャンルの中で構想され、アンビエント・ドローン、ポスト・ロック、フリージャズを経て、現在の「フリー・インプロヴィゼーション」の形へと進化してきた。近年では、ルーパーやエフェクト・ペダル、シンセサイザー、ノイズ・シェイパー、エレキギターなどを使用し、表現の幅を広げている。
メンバーはサックスがArvydas Kazlauskasさん、ベーシストがStanislav Yudinさん。

特別講義の内容は次のとおり。

・フリージャズの歴史と主要な方法論
・演奏における「グループ・フロー状態」の解説
・BCMI(Brain-Computer Music Interface)による脳波の可視化とその応用の可能性

講義では、Ornette Coleman(as)、John Coltrane(ts)、Sunny Murray(ds)、Anthony Braxton(as)、Evan Parker(ts)などの演奏例やそのアプローチが紹介された。さらに驚くべきことに、日本の1960〜70年代におけるフリージャズへの造詣も深く、高木元輝(ts)、吉沢元治(b)、山下洋輔(p)、阿部薫(as)、冨樫雅彦(ds)、高柳昌之(b)、沖至(tp)らの演奏・思想も研究されていた。Jachin氏は、日本独自のフリージャズが世界的にも特筆すべき存在であると絶賛しておられた。
また、彼らが提唱する方法論を個別項目として図解で示し、実践に取り入れやすいようにしていた点も非常に印象的であった。

Silence(沈黙)
Color(音色)
Speech(フレーズ)
Pulse(脈)
Texture(質感)
Juxtapose(並列)
Support(同意)
Mirror(鏡)
Solo(ソロ)

これらの要素を意識してコントロールすることにより即興演奏の指針を明確に示し、それをルーレットのような図で示しゲーム感覚で学生達に体験させたことは、とても喜ばしい成果があった。
「フロー状態」という概念は、人がある活動に深く集中し、完全に没頭している状態を指す。日本語では「没頭状態」や「ゾーンに入る」などと表現されることもある。
演奏時において、挑戦とスキルの最適なバランス〜自分の能力に見合った、やや高めの課題に取り組むと良いと思う〜がフロー状態に入りやすいとの事。
このような状態への入り方を意識することで、個人としてもグループとしてもフロー状態に入ることの難しさは大きく軽減される。この考えを短時間で的確に伝え、自ら模範演奏を通じて実演し、さらに学生たちにも体験させて証明してみせたことは、Jachin Pousson 氏の卓越した教育者としての力量を物語っていました。

Brain-Computer Music Interface(BCMI)のデモンストレーションは、最も長い時間をかけて準備されました。Jachin氏が開発研究しているこのシステムは氏の公式ホームページには以下のように記されている。

「この研究は、リアルタイムの音楽的インタラクションのために、人間の脳波信号を利用するツールの開発を目的としている。ここ数年、私は神経科学者やビジュアル・アーティストと協力し、ライブ・パフォーマンスにおいて、ミュージシャンが脳波信号を使って音楽やビジュアルメディアをコントロールできるBCMI(Brain-Computer Music Interface)システムの開発に取り組んできた。
BCMIシステムは、脳波計のハードウェアと、ユーザーの脳波を受信・フィルタリング・デコードするソフトウェアを実行するコンピュータで構成されており、これらをマッピングして、音楽や映像のパラメーターをリアルタイムで操作する。以下に掲載されている動画では、さまざまなソリューションの調査・テスト・実演のプロセスが記録されている。
この研究プロジェクト内で開発されたBCMIシステムは、高覚醒状態と低覚醒状態という対照的な演奏者の状態に基づき、演奏の表現意図を読み取る仕組みとなっている。これは、感情的に中立な音楽演奏と、感情的に表現豊かな演奏における脳波のスペクトルパワーを比較・特徴づけることで実現された。
今後のステップとしては、これらのツールを複数ユーザー対応に拡張し、共同創作における脳間ダイナミクスを活用することで、没入型のマルチメディア操作を可能にすることが目指されている。言い換えれば、共有された脳の活動が、芸術の創造や体験において新たな役割を果たすということである。さらにこれを発展させることで、BCI(ブレイン・コンピュータ・インターフェイス)やヒューマン・マシン・インタラクションの広範な分野におけるソリューションにつながり、将来的には“マインド・ツー・マインド”の直接的なコミュニケーションネットワークの実現にも近づくであろう。」

この日の特別講義とミニコンサートは即興演奏の実践に費やされたので、我々が初めて目の当たりにした脳波で照明をコントロールするこのシステムを深く知る事はできませんでした。しかし、この序章は、我が国や本校にとって、新たな目標であり、また重要な課題を提示してくれるものであったと思います。

実は、翌日の午後に私は心斎橋のスタジオでJachin氏とともに、個人的にBCMIを体験させていただきました。8個のセンサーが装着されたヘッドギアを頭に取り付け、脳波を測定・信号処理を行い、特定の脳波のパターンや強度を検出。そして、その検出された脳波の特性を、パソコン内の音源ソフトや照明コントロールソフトへ制御信号として変換・出力する仕組み。
このセッションでは、脳波データを可視化し、音源モジュールへと出力した。脳波測定の際には以下の2つの脳波に注目しました。

・リラックス状態、閉眼時、瞑想中、創造的思考の際に出現するアルファ波およびシータ波
・覚醒時・集中時に出現するベータ波

これらを意識しながら、ピアノによる短い即興演奏を行った。明らかに意識の切り替えがデータに表れ、それが可視化されたことで、ティンパニを中心とした打楽器的ノイズを発する音源ソフトからの音を実際に聴くことができた。
また、「演奏せずに」意識によって脳波をコントロールできるかどうかという実験も行い、演奏時と同様の脳波の変化を再現できることが確認できました。頭の中で音楽を思い描きながら演奏している時の感情の起伏は、ある程度コントロールできることが分かり、非常に大きな収穫となりました。これは訓練次第でかなり精度を上げることも可能です。

このように二日間に渡ってJachin Pousson、Arvydas Kazlauskas、Stanislav Yudinこの三氏との出来事は大きな驚きと共感、そして友好関係を築くことができました。この三氏に大いなる感謝の意を表したいと思います。そして改めまして、大阪音楽大学のジャズコースの先生方、学務事務部門の梅澤修一様、そして素晴らしい通訳をしてくださった大阪音楽大学元特任教授中尾園子先生に、心より深く感謝申し上げます。

いつの日か今回のことがきっかけとなりラトビアと日本の文化交流が深まることを願って止みません。

この日の模様をyoutube動画にまとめました。どうぞご覧くださいませ!!

Jachin PoussonさんのHP

Arvydas KazlauskasさんのHP

Stanislav Yudinさんの情報