彰の気まぐれ日記:Akira Note

6月。

もうすぐ梅雨入りですね。青葉が美しい季節、じとじとと湿気が多くもあり、土地には恵の雨であったり。目まぐるしい四季の移り変わりを感じる時期でもあります。
体調が崩れやすいこの時期、体調管理しっかりしていきたいですね!

さて、『雨』と言えば。。。
「Scene of Jazz」安カ川大樹(b)大坂昌彦(ds石井彰(p)。
なんと結成から20年が経ちました。毎作テーマを掲げ、そこにまつわる古今東西の曲をオリジナルなアレンジで挑んできました。

『Rain Portraits』〜(多分)11作目に当たる今回はテーマに「雨」を選びました。スタンダードの名曲、ポップス、日本の曲、etc選びきれないほどの候補曲の中から選ばれたのは⁉️。。。。。

ぜひお聞きになってくださいませ。発売記念ライブもございます。

Yahooニュースに取り上げられました。どうぞ記事読んでみてください。

4月に開催され大好評をいただいた『After Bill Evans』。6月14日に早くも再演が決定しております!!

AFTER BILL EVANS vol.2
Hosted by TAKASHI SUGAWA

2026 6.14 sun.

[1st.show] open 3:30pm / start 4:30pm
[2nd.show] open 6:30pm / start 7:30pm

MEMBER

須川崇志 (b,director)
石井彰 (p)
若井優也 (p)
平倉初音 (p)
高橋直希 (ds)

[予約受付開始日]
【Web先行受付】
5/19(火) 12:00pm~
【電話受付】
5/21(木) 12:00pm~

個人的にはジャズの出発点であり、守護神とでも言いましょうか。Bill Evansに出会わなかったらジャズピアノを目指そうと思っていなかったかもしれません。
二年前、大怪我で入院した時、これからの人生を思い残す事なくやりたい事はどんどんやろうと決意した時、その一つがBill Evansともう一度向き合う事でした。
若い頃はただただ憧れで闇雲に真似をしまくる〜そこからジャズの言語を自然に学ぶという流れでした。自分のオリジナリティを追求し、バンドサウンド、オリジナル曲を表現していくことが一番大切な事と分かってから、自然とBill Evansの音楽を聴くことが少なくなり、意識的に自分の中のBill Evans的な要素から離れていくようになった。親離れをする子供のように。

そして今一度、Billの音楽に耳を傾けると若い頃にわからなかった事に沢山気づくようになったのです。表面的な事でなく、心情が理解できるようになったと言うか。。。
とてつもなく深く美しくも険しい道のりが続く世界。もはや手が届かない存在であることもよく分かった。けど、好き度はさらに深まるという感じでしょうか。

この『After Bill Evans』に参加できるのは無常の喜びであり、光栄なことです。

十勝フォト&ミュージックライブ

コロナ禍になる前。毎年のように”冬の十勝”を撮影し、そしてライブも行うことが毎年の行事になっていた。
写真を撮ることでたくさんの仲間がいる十勝帯広。きっかけは、帯広に住む浦島久さんという人に知り合ったことからだった。

浦島さんは、大の音楽好き、とりわけジャズが大好きで私のEWE時代の作品を聴いてくださり、メールで感想をくださったのだ。それからやりとりがあり、彼のお父様である写真家の浦島甲一さんの写真展が銀座で開催するので来ませんかとお誘いを受け、写真に興味がある僕はツアー帰りに滑り込みで最終日に駆けつけた。そこで浦島さんとお会いしてから25年ほどの付き合いになるかもしれない。

帯広で石井彰トリオ(俵山昌之、江藤良人)のコンサートを企画してくださって以来、毎年のように十勝に行くようになった。ライブと撮影旅行がセットでした。

浦島さんは、お父様のハルニレの木の写真から導かれるかのようにご自身でも写真を撮るようになり、十勝のシンボルとなるような写真をたくさん撮られ、有名になりました。
彼の本職は「ジョイ・イングリッシュ・アカデミー」という英会話学校の校長先生です。
以来、英語と写真が彼の生きがいとおっしゃってものすごいパワーとバイタリティで活動をされています。「ジョイ・イングリッシュ・アカデミー」は50周年を迎えます。
これを機に、『十勝フォト&ミュージックコンサート』が、今からちょうど一月後の
6月28日に幕別町百年記念ホールで開催されます。

十勝を代表する写真家さん。

・浦島久さん〜英語学校ジョイ・イングリッシュ・アカデミー校長であると同時にハルニレとジュエリーアイスを撮り続ける十勝帯広の名士。

・戸張良彦さん〜写真の師匠と思っている十勝を代表する気高きフォトグラファー。今回はどさんこ馬の四季折々の姿を捉えた作品が公開されます。

・岩崎量示さん〜幻の橋タウシュベツ川橋梁の写真を撮り続け、今年「千年の残響」というDVD作品をご一緒に制作させていただいた方。今回はモノクロの世界観で。

・辻博希さん〜国内外の野生の動物の他、南十勝の自然の記録をライフワークとされているフォトグラファー。

この4人の素晴らしい写真家と石井家Duo~石井智大(vn)石井彰(p)との共演!!!
これは初の試みです。4人の作品によるショートムービーに僕が曲を書き、ステージ上でライブ演奏するというもの。実は2022年にも一度やりました。その時は、あらかじめ作曲したものを録音し、それに合わせて少しライブでピアノを付け足して演奏しました。そして他にもミュージシャンがいましたから、その方達とのライブという形でした。
今回は音楽は石井家Duoのみ。全て一回限りの初演です。

実はこのコンサートに併せて帯広の弘文堂さんという画廊でフォトクインテットの写真展が行われます。なんと僕の作品も末席に展示させていただきます。そして、自分のフォトムービーも実は作り、演奏もします。

そんなわけで、残すところ1ヶ月。ラストスパートに入ります。

EWE Years

調べるとこう出てくる。当時のかなりコアな日本ジャズ界の流れで、かなり攻めたラインナップが見られた。今でもファンは多いと思う。

1998年、日野元彦(ds)さんは若手を育てようというムーブメントの中心にいて活動をなさっていた。日野皓正バンドに参加したことから、トコさんの新しいクインテットに加入することになった。川嶋哲朗(ts)山田穣(as)安カ川大樹(b)ととも結成され、レコーディングがEWEで行われたのだった。
『Club TOKO 』というシリーズのVol.2『Double Chant』というタイトル。これは僕の書いたオリジナル曲がタイトルになったということで大変に光栄なことだった。
このクインテットはトコさんの病気のため活動期間は1年にも満たないまま終わったのだった。日野元彦さんは1999年5月に亡くなり、『Double Chant』が遺作となってしまったのだ。

このClub TOKOの流れは続けるべきだというEWE社長の守崎幸夫氏の英断の元、日野兄弟に縁のあるミュージシャンはEWEで個々に制作を続けていくことになる。

こうして2001年に僕の初リーダー作が作られることになった。
2004年までの間に5作品をリリースできたことは自分の活動の中で大きな意味を持つことになったのだ。

EWEは2015年、残念なことに破産し、所属アーティストは発表する場を失った。
破産により原盤なども銀行に差し押さえられる前に、社長からアーティストそれぞれのリーダー作の原盤権を買い取ってくれないかというオファーを受け、僕は5作品の買取に応じた。段ボールに5個くらいのマスターテープ、ディスク、DAT、製品のCDを受け取り、その後お世話になることとなる「Studio TLive Records」の多田鏡子氏の助けを借り、CDの在庫一掃セールは成功し、マスターテープやDATマスターなどは手元に残ったのだった。
録音の方法は今ではPCソフトのPro Toolsを使いデジタルで録音し、エディットからミックスからマスタリングまで行うのが標準だが、当時は過渡期であり、デジタルで録音でありながら記録メディアはテープだったりディスクだったりと形あるものだった。
原盤買取で受け取った現物は、その時点でもはやメディアを扱えるハードが無くなり、単に場所を取るだけの物となってしまっていて、もったいないことだが数年後、ディスクのみ残し廃棄処分せざるを得なかった。
そして、手元に残った音源、ジャケットのデザインなどは、再発しようと思えばできたのだが、やはり自分にとって新しい作品を作っていくことが最優先なので、実質上のお蔵入りとなっていた。

昨年、自分のレーベル『Fenice Recordings』を立ち上げ、CDを3作品作ったが、こちらは配信無しのCD盤の販売のみとしているのは、やはり世代的なものなのか、形のないものだけでは寂しいし抵抗あるのだ。
しかし、現在のリスナーは自分も含めて配信を聴くことに慣れてしまっている。
家で時間がある時には、CDをかけたりターンテーブルにアナログレコードがのることだってある。しかし、大半の人はもはやCDプレーヤーさえ持っていないのだ。
音楽業界の衰退の話はここでは触れないが、そういう風潮に逆らうのは得策ではないと考えています。
そこで、Fenice Recordingsも音楽配信に参入しようと考えています。
そして手始めに自分が所有するEWEの5作品を配信することを決めたのです。

ふう〜長い前置きだった。。。
ということで、『Fence Records presents “EWE Years”』ということで、僕のリーダー作5作品をサブスクに入れました。
当時を振り返り、1作ごとに解説していこうと思ったわけです。どうぞお付き合いください。

僕の初リーダー作がこの『Voices In The Night』でした。

2001年のことですから遅いデビューアルバムでした。

当時自分のピアノトリオとして、俵山昌之(b)江藤良人(ds)という素晴らしいメンバーで2001年4月に音響ハウス2stで録音しました。エンジニアはずっとお世話になることになる広兼輝彦さん。

オリジナル2曲とIvan Linsの「Setembro」、Steve Swallowの「Ladies In Mercedes」、そして江藤良人、俵山昌之のオリジナルなどなど。冒頭に弾いた「Angel Eyes」が僕のバラードの表現の原点かもしれない。マイナー調で超スロー。

そして、本人に聴いてもらうことができ、その後何曲もカバーすることになるIvan Linsさんの作品は今でも愛してやまないのです。

そしてEWE第3作目にとうとう共演することができたSteve Swallowさん。「Ladies In Mercedes」を聴いて頂き、もう一度俺と一緒に演奏して録音しようと言ってくれたのに断って違う曲をやりましょう!と言ってしまった大馬鹿者の私。。。バカバカバカの大バカ者!!

色々な思い出がありすぎるファーストアルバムでした。

そして、惜しくもこの世から去ってしまった名ベーシスト俵山昌之。早すぎるよ。。。ずっと超安定した刺激的なBass Lineでインスパイアされ続けた。その後長い間盟友として共演することになった江藤良人。良いトリオだったなあ。

そして忘れちゃいけない内藤忠行さん。有名なフォトグラファーだ。このアルバムのジャケットを決める時、先生のスタジオに伺った。予めアルバムを聴いていただいて4枚の写真が用意されていた。「この中でどれにするべきだと思うか。これはテストだ。」といきなりプレッシャーをかけられたが冷静に考え、「これです。」と指差した。先生は一言「よし、合格。」とおっしゃった。そしてこの謎な写真のジャケットになり、それ以後の4作品は全て先生の独断で決めて頂いた。このことは大切な財産であり思い出だと思っている。

これらのアルバムはApple Music https://music.apple.com/・・・/%E7%9F%B3%E4%BA%95・・・/1884774728

Spotify https://open.spotify.com/・・・/artist/1BhugJVtCo80ijMRUv7RhK

などあらゆるプラットフォームでお聴きいただけます。お時間ある時にどうぞ。
<続く>

EPSON MFP image
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新年度スタート!!

4月に入り最初の一週間は練習や息抜きの散歩などでのんびり過ごしました。
暖かい日中に桜を楽しむことは春の楽しみ。皆さんもお気に入りの桜スポットがおありでしょう。私は人混みが苦手で一人ゆっくりと穴場を見つけたい派。
今年は神奈川県の寺を巡りました。


4月8日。花まつり。お釈迦さまの誕生日。

晴天に恵まれた。神奈川県の田舎のお寺巡りだ。久しぶりに満喫しました。

まずは平塚市。偶然通りかかって参拝した「金目山光明寺」。金目川のほとりにある坂東三十三観音の7番。創立は大宝二年。1300年の歴史がある。聖観音さんと、歓喜天。これは珍しい。そして釈迦三尊の文殊普賢菩薩。自分の守り神は文殊菩薩様。
とてものどかで良いお寺だった。

そして「土屋銭洗い弁財天 妙圓寺」天台宗のお寺。宇賀神様が入り口にいらっしゃる岩屋霊穴、そして少し高いところに祀られる八臂宇賀辯財天様。こけたら怖いのでお参りできずに残念だったけど、本堂の美しい御本尊阿弥陀如来様をはじめとする錚々たる仏様が勢揃いで圧巻でした。そして誕生仏に甘茶をかけてお祝いです。

そして、鶴巻温泉を通り、伊勢原市へ。毎年のように初詣に行く「日向薬師 宝城坊」へ。いつものように静かに時間がゆったりと流れる薬師堂。十二神将を従え、優しく迎える薬師如来様。ほとんど人影もなく、ゆっくりと参拝。
オンコロコロセンダリマトウギソワカ
やはり最高のお寺だ。

そして締めは秘湯七沢温泉!!
とても寂れて休業中の温泉宿もあったが、初めての「福松」で檜の露天風呂貸切状態。 これまた最高の湯

神奈川の田舎旅、初めての発見だらけで嬉しく癒されて帰路に。とても良い1日を過ごしました。

4月10、11日は『After Bill Evans』。丸の内Cotton Clubでの二日間の公演。
亡くなってから45年。いまだに影響あるピアニストであり、人気も衰えない伝説の音楽家 Bill Evans 。

彼の音楽を3世代のピアニストが自分のフィルターを通してどのように生きていて語り継がれていくのか。ベーシスト須川崇志プロデュースの下、佐藤浩一、梅井美咲、石井彰という3人のピアニスト、そしてドラマー中村海斗が集った。

それぞれのオリジナル曲とEvans ナンバー、ソロあり、トリオあり、アコースティックピアノとフェンダーローズの2ピアノ、さらにはRolandキーボードを交えて全員での演奏、3キーボードでのアンコールととても変化に富んだステージでした。

気がつけば自分が最長老で若い人たちばかりに囲まれて演奏するのは初めてだったかも!!ものすごく刺激とインスピレーションをもらって忘れられない2日間でした。
随分前に日野皓正バンドのライブを聴きに来て、飛び入りしたので初対面では無いですと言われた梅井美咲さん。オリジナリティあふれるスタイルと驚異的なテクニック。音楽の精霊が乗り移ったような、それでいて軽やかで華やかな演奏は素晴らしいの一言でした。
独自の静謐さと気品と美音を持つ佐藤浩一。Bill Evansから一番遠いと謙遜されていましたが。。。抑制された表現の中に時折煌めくように現れる色気のようなオーラには魅了されました。

ここ2年間、個人的にBill Evansに向き合い、一人で演奏することは多くなりましたが、トリオやアンサンブルでここまでガッツリ向き合って演奏するのは初めて。そういった意味でも感慨深かった。
Evansががよく使う手法を用いてB b→Eと転調を繰り返すアレンジの”Stella by Starlight”。長いこと演奏しているオリジナル”For Bill”。トリオで演奏するのが初めてだった”One for Helen”。Bill Evansの名演の代名詞のようなバラード”My Foolish Heart”。この4曲を須川崇志と中村海斗とのトリオで演奏できたのは楽しかった。須川君とは日野皓正バンドでの共演、自分の「Chamber Music Trio」などで共演歴は長いが、海斗君はまだ小学生の頃から石若駿に憧れ、よく「Boys」のライブを食い入るように見ていた印象からガラッと変貌し、逞しくクレバーな音楽家に。

そしてステージのラストは、Billが生涯引き続け孤高の演奏が多く残る”Nardis”。須川崇志の力強いフリーソロから始まり、まずは私と須川、海斗のトリオ。そしてドラムのフリーソロの後、3人のピアニストの絡みから全員の即興に傾れ込んでいくのはスリリングでした。Nardis、Bill Evansへの想いをそれぞれが胸に秘め、現代を生きる者として凛とした決意を表現できたように思います。

アンコールの”Children’s Play Song”は3人のピアニストだけで奏される。可愛らしいメロディを1コーラスずつ転調しながら4コーラスやろう、3コーラス目は何のKeyでもいい、ポリトナリティ(複調)でやろうとだけ決めてぶっつけ本番で臨んだ。二日間とも3人が違うKeyを選んだので結構なカオスになって新しい世界がひらけたのは興味深い結果でした。ファンタジーさを失わずに素敵な世界だった。

全員をまとめ上げ、素敵なショーに仕上げ、ベーシストとしてグイグイ引っ張ってくれた須川崇志さんに感謝と敬意を。そして企画してくださいましたCotton Clubさん、ありがとうございました。聞き届けてくださったたくさんのお客様に感謝です。

After Bill Evans

もう何度も言う必要がないほど、ここ2年間は最愛の、そして最も尊敬するピアニスト
Bill Eavnsに向き合ってきました。
『Bill Evansとの対話』と題し、6回に渡り世田谷の工房花屋にてソロライブを行いました。演奏スタイル、音楽的嗜好性、取り巻く人々との関係、与えた影響、人となりまで
自分なりに深くアプローチできたことは、大きな喜びであり新発見でありました。

明日から4月に突入、新しい区切りがスタートします。この新年度最初のライブが
『After Bill Evans』という大きな企画のライブだということは、やはり因縁めいたものを感じずにはいられません。
Jaden EvansというBill Evansのお孫さんのピアニストが来日する予定がキャンセルされ共演するはずだった 須川崇志(b)中村海斗(ds)が中心となり3人のピアニスト 佐藤浩一、梅井美咲、そして私が参加することになったという経緯があります。

AFTER BILL EVANS
Hosted by TAKASHI SUGAWA

アフター・ビル・エヴァンス

2026 4.10 fri., 4.11 sat.

open 6:00pm / start 7:00pm
※1日1showになります。
※本公演は間に20分前後の休憩が入ります。
※休憩終了後、公演の再開と共にお食事のオーダーがストップとなります。

MEMBER

石井彰 (p)
佐藤浩一 (p)
梅井美咲 (p)
須川崇志 (b)
中村海斗 (ds)
https://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/after-bill-evans-260410/

須川崇志さんが中心となりどのようなステージが繰り広げられるか楽しみです。
佐藤浩一さん、梅井美咲さんとはほとんど接点がないので若い方達から受ける刺激も楽しみなのです。
世代が違うそれぞれのピアニストのBill Evansへの想いが垣間見えるであろうなあ。
なかなか一歩引いて客観的にBill Evansを捉えることができない私ですが、自然体で臨もうと思っています。

もう桜は散ってしまっているかもしれませんが、春の到来とともにライブを楽しみにお越しくだされば幸いに思います。

千年の残響〜タウシュベツ川橋梁

2024年より手がけてきた写真家 岩崎量示さんの映像作品『千年の残響』が、とうとう日の目を見ました。

『水没と出現を繰り返すタウシュベツ川橋梁を、通年で記録した映像作品です。
北海道・大雪山国立公園に位置する旧国鉄士幌線の廃線跡に残るコンクリートアーチ橋、タウシュベツ川橋梁。本作「千年の残響」は、その橋を継続的に撮影してきた映像をもとに構成した、約50分の映像作品です。

タウシュベツ川橋梁は、湖の水位によって水没し、また姿を現すという特異な環境にあります。その変化を季節の推移とともに追い、一年を通じて移ろう橋の姿を映像にとどめました。

「千年の残響」は、風景映像であると同時に、タウシュベツ川橋梁の状態を通年的に見つめた資料的価値を持つ記録作品でもあります。

同時に、本作は単なる記録映像にとどまりません。

音楽には、ピアニスト・石井彰による書き下ろし楽曲を使用しています。
タウシュベツ川橋梁の映像に寄り添いながら、時間の流れ、余白、緊張、静けさをもうひとつの層として支えるこの音楽によって、本作は記録と芸術表現の両方を備えた映像作品として完成しました。

2026年、岩崎量示がタウシュベツ川橋梁の記録を始めて20年という節目を機に制作された本作は、長年にわたり蓄積してきた写真記録の延長線上にありながら、映像という方法によって新たなかたちを与えられた一作です。』(OFFICE SHIRO ホームページより)

ライフワークとしてこの場所を記録に残したい。この強い決意のもと移住して20年の歳月をかけて作られた写真集、そして今回のDVD作品。実際にそこへ訪れたことがない方も繊細かつ雄大な歴史の空気感を感じられることでしょう。
岩崎さんの壮大な決意がこの中に凝縮しています。私も実際に2度足を運んだことがあり、その姿は脳裏に焼き付いています。大自然の中にひっそりと残る古代遺跡のようであり、宗教建築のようにも感じられる崇高で孤独な橋。生命が宿っていると感じられる。そしてマリア様や大日如来のようにそこが宇宙の中心で優しく大きな光を放っているようでもあり。

DVDのダイジェスト版があります。



私は自分の中にある記憶と岩崎さんの写真、映像を見ながら曲をスケッチしていき、岩崎さんご本人に選曲はお任せし、最終的に選ばれた楽曲12曲をアレンジし録音していき、さらに推敲を重ねるという作業を今年1月まで続けました。
そして動画と音楽が重なり合った完成版を見た時、作品自体に生命が宿ったような感覚に襲われました。なかなか経験することができないような尊い感覚です。

資料であり作品である。後世に向けた史料価値と完成度をあわせ持つ、タウシュベツ川橋梁の映像記録ができあがりました。

啓蟄。

土中で冬ごもりをしていた生き物たちが目覚める頃。生き物たちは久しぶりに感じるさわやかな風と、麗らかな春の光の中で生き生きとしています。
私たちも同じ生き物。目覚め、身体が動いてくるのを感じてきます。春の実感が
花粉症と共に。。。鼻うがいが欠かせない毎日です。

先週は『Quadrangle』石井彰(p)石井智大(vn)水谷浩章(b)池長一美(ds)の春のツアーも成功に終わり充足感と疲労感を味わっている今週ですが、三月の後半のライブも頑張っていこうとエンジンをかけ始めます。

3月19日(木)
Scene of Jazz

安カ川大樹(b) 大坂昌彦(ds) 石井彰(p)
町田『Into the Blue』
19:00 open 19:30 start m.c.¥4000
東京都町田市中町1-18-14 きよかわビル4F
042-850-9378
http://intotheblue.info/

【Scene of Jazz 】
シンプルなピアノトリオでありながら”テーマ”を掲げて選曲、アレンジすることに特化してきた。最新作は「Stars」。思えば最初は春夏秋冬をテーマに。様々なテーマを考えながら次作の構想を練るのも楽しい。

明日は町田『Into the Blue』でのライブだけど、自作はどうしようかという話だ。テーマと曲を持ち寄り、デッサンを描き始めるライブになると思う。どのようにしてアルバムができていくのか最初の第一歩を聴くのも一興‼️

3月21日(土)
石井家Duo 石井智大(vn) 石井彰(p)
中野 『Sweet Rain 』
19:30 start m.c.¥4,400 学割¥3,300
jazzsweetrain@cap.ocn.ne.jp
03-6454-0817
東京都中野区中野5-46-5 岡田ビルB1

コロナの頃にはyoutube「譚歌チャンネル」の収録でお世話になり、毎週のように通っていたのはずいぶん前のように感じます。心の本拠地のように大切に思っている場所。ママさんは闘病中で頑張っています。僕らもSweet Rainを盛り上げて行きたいと思います‼️

3月25日
神保町『アディロンダックカフェ』
海原純子(vo) 石井彰(p)

ヴォーカリストであり、ドクターであり、執筆活動もされている海原純子さんとはじめてライブをします。筋金入りの愛猫家でもいらっしゃるので気が合う方です🐱
神保町アディロンダックカフェは10年ぶりくらいの出演かも。ハンバーガーやタコライスなどのお食事も美味しいアットホームなライブバーです。

今月末25日19時。お気軽にお越しくださいませ。
大きな声では言えませんが、、一曲歌います♪海原さんとのデュエット。
弾き語りは昔からの夢。秘密特訓中です㊙️

19:00 start m.c.¥3500
東京都千代田区神田神保町1丁目2-9
Tel:03-5577-6811

3月27日(金)
世田谷用賀『工房花屋』
石井彰 solo piano

たくさんの花、アンティーク、珈琲の香りに包まれ静かなる音を感じられる大切な場所でのソロは格別なのです。一人グランドピアノに向き合う時、この場所からたくさんのインスピレーションをもらいます。受け取ったイメージを空間に放つ。
春を感じる選曲で心静かに音を奏でたいと思っています。

東京都世田谷区上用賀5-8-11
03-3700-0872
hanaya5811@gmail.com
https://www.koubou-hanaya.com/

3月28日(土)
四ツ谷『Bon Courage』
石井彰(p) 加納奈実(as) 吉野弘志(b)セッション
Open 14:00 Start 14:30
一般 ¥3,900(Tax in) / 学割 ¥3,300(Tax in)
東京都新宿区四谷1-11-20 陽臨堂ビル B1F
090-4391-9319

四ツ谷に移転したBon Courageの昼間のセッションです。
ボンクラ企画の石井彰スペシャルですが、僕がリーダーというわけではありません。
何度かこのメンバーで集まって音を出してみたらいい具合にハマったので再演が続きます。3世代トリオ、今回はどんな感じになりますか乞うご期待。

春本番

今日は3月3日”桃の節句”。この日はいつも寒く雨や雪の印象がありますね。今夜も皆既月食なのですが雨空で見えそうにもありません。
まさに三寒四温のこの頃ですが、着実に春到来を肌で感じます。

あと10日で久しぶりのツアーに出ます。春風とともに西へ。

【ツアーのお知らせ】

Quadrangle。今月は浜松と名古屋に参ります。東海初遠征です!たくさんの方に聴いていただけますように。お待ち致しております。初作品『Uchronia』、そして進化した新曲もお届けしたいと思います。
先日1月21日のライブのダイジェストもyoutube動画にしましたのでよろしかったらご覧いただけたらと思います!

3月13日(金)浜松 田町サロン

 Quadrangle

 石井 彰 (p)石井智大 (vln)水谷浩章 (b)池長一美 (ds)

 18:30 開場 19:00 開演 4000円(1ドリンク付) ※限定50名

 053-455-0808 tamachi@maru8asset.com (田町サロン)

3月14日(土)名古屋 jazz inn LOVERY

 Quadrangle

 石井 彰 (p)石井智大 (vln)水谷浩章 (b)池長一美 (ds)

 18:00 開場 19:30 開演 3500円

そして、その前3月7日に興味深いイヴェントに出演します。
神田小川町にある宮地楽器本店2Fホールにてイヴェントコンサートに出演いたします。

『春の輸入ピアノフェア 2026』

ということで、僕は「BECHSTEIN Jazz Duo Concert」に出演。

ドイツの名器BECHSTEIN L-167を弾きます。僕は以前に100年以上前のBECHSTEIN CONCERT 7という珍しいアップライトピアノを所有していたこともあり、BECHSTEINには特別の思い入れがあります。

ここ宮地楽器本店は弦楽器とリコーダー専門の店舗で、智大は打ち合わせでこちらで販売しているViolinを2挺弾くことになりました。ヨーロッパの素晴らしい楽器での石井家Duo、よろしければ体験しにいらして下さい。BECHSTEINやViolinが欲しくなるかもですね。

3月7日(土)

“BECHSTEIN Jazz Duo Concert”

石井家Duo

14:00〜

17:00〜

2回公演 定員各回35名

料金:¥2,000

https://www.miyajimusic.com/musicone/eu_fair

雨水

この時期は『雨水』という時期です。雨水とは、凍てついていた雪や氷が次第に溶けて水となる時期のこと。雪の季節もあともうひと辛抱です。暖かい春ももうすぐそこ!!

一昨年の今頃、正確には2月23日。前日に横浜のスタジオで『Quadrangle』石井彰(p)石井智大(vn,vc)水谷浩章(b)池長一美(ds) のレコーディングを行い、ホッとしたのがいけなかった。。。階段から転げ落ち、頭に重傷を負ってしまった。
当然ながらライブはできない、レコーディング終えた音源の次の段階の作業はストップ。
悶々とした3ヶ月を過ごしたのが昨日のようです。トラウマはまだ残り、ふとした瞬間に恐怖感に苛まれることもありますが、ここまで元気になれて本当にありがたいことだなと思っています。新しい人生を歩むような感覚。実際、この2年間は生活のサイクル、音楽に対する考え方、ガラリと変化が起きました。思えば厄年、後厄の2年間でした。
厄をぬけ、新しい年はまた思いもよらぬ事が起こる予感がするのです。自然体で受け止め
よく考え、ゆっくりと進んでいこうと思います。

先日、TOKU(vo,flh)さんのレコーディングに参加してきました。スタジオに三日間こもりっきりで10曲。参加メンバーはベースの金澤英明、ドラムの石若駿の”Boys”トリオが基本で、曲によりギターの小沼ようすけ、サックスの吉本章紘、トロンボーンのJames Macaulay、ヴォーカルのChloe Kibbleが入りました。

TOKUさんはフリューゲル、トランペット、ヴォーカル、アレンジと八面六臂。そしてムードを柔くポジティブに盛り上げるリーダーシップに惚れ惚れしました。
ゴールデンウイークにはリリースできそうだという事です。
5月4日に大阪の高槻ジャズストリートに出演しますが、その際に先行発売あるようです(まだ言ったらいかんかな。。。)
スタンダード、カバー曲、オリジナルと多彩な内容になっています。1曲TOKUと僕のデュオを最終日に録りましたが、かなりディープな演奏になりました。
とにかく出来上がりが楽しみな1枚です。

今年はTOKUさんとの活動も多くなりそうで、とても楽しみです!!

今月はあと二つのライブがあります。

沢田さんとは40数年前からの知り合い。大先輩で大学生でジャズの初心者である僕に色々と教えていただきました。

彼は上京し、CHORO CLUBというユニットでの活動が有名になり、作編曲、プロデュースなど多忙な音楽家として精力的に活動されています。

なかなか活動に接点がなかったのですが、数年前に夜中にテレビを一人何気なく見ていたら、素敵なピアノソロの音楽に耳を奪われました。画面の隅にクレジットが。”Joji Sawada”とありました。僕の知ってる沢田さんはベーシストだなあと思いつつも調べたらまさにご本人でした。それからSNSで沢田さんの活躍を目にすることが多くなりました。

昨年末、思い切ってメールをしてみたところ快いお返事をいただきました。”僕も気にしていたんだよ”と。そして彼の演奏が大好きな工房花屋の鈴木さんと話をし、急遽ライブをすることになりました。

彼の主催する「unknown silence」というレーベル名からも、どういった音を目指されているのかがよくわかります。

待ち遠しいライブです。

2月28日は久しぶりに大好きな『Jazz spot CANDY』

に参ります。今年初めてか。。。あの空気感にもっとまみれていたいな🎶 とても楽しみです❣️

そして、3月7日に神田小川町にある宮地楽器本店2Fホールにてイヴェントコンサートに出演いたします。

『春の輸入ピアノフェア 2026』

ということで、僕は「BECHSTEIN Jazz Duo Concert」に出演。

ドイツの名器BECHSTEIN L-167を弾きます。

ここ宮地楽器本店は弦楽器とリコーダー専門の店舗で、智大は昨日の打ち合わせでこちらで販売しているViolinを2挺弾くことになりました。ヨーロッパの素晴らしい楽器での石井家Duo、よろしければ体験しにいらして下さい。BECHSTEINやViolinが欲しくなるかもですね。

来週は暖かくなるでしょう!!心も身体も元気にライブに臨みます!!
そしてまた3月には色々とご報告ができることが出てきます。
ライブの情報は、https://akiraishii.net/cgi-bin/sc/sc.cgi?df=202602
こちらで確認して下さいね。
それではまた!!

節分〜立春

今日は節分ですね。立春の前日です。暦では春、気持ちも上がります。まだまだ空気が冷たいですが、リハビリのウオーキングではピシッと引き締まった空気と花の蕾が膨らんで色づくのを楽しんでいます。今日は河津桜なのかな?かわいいピンク色の花を咲かせていました。

大寒も今日で終わり。明日からは新たな季節に入るための厄払いとして節分の豆まきが行われます。僕は小豆を買ってきて今日は自家製つぶあんを作ろうと思っています。

厄といえば一昨年の2024年が大厄、昨年が後厄でした。
ちょうど2年前、不慮の事故で頭を打ち、急性硬膜外血腫、慢性硬膜下血腫で2度手術をし、大きなダメージを受け、演奏活動を大幅に縮小せざるを得なくなり、昨年にかけてゆっくりと回復してきたような自覚があります。
今年の一月は久しぶりに多忙な月となりました。それを耐え切れる体力が戻ってきたのかなという感じ。厄を抜け、新しい出発をしていこうという気力が湧いてくる節分の日です。

さて、今月は新たな出会い、出発となるかもしれない節目のようなライブが3つあります。これも運命的なのかな?それは自分次第、そして真剣にそしてフラットに向き合うことだと思います。とても楽しみなライブです。

酒井さんとは初共演。実は随分前に写真家の友人との飲み会(飲めてた頃だ!)でご一緒してお話ししたことがあるだけの関係です。ミュージシャン同士の接点はあるようでなかなかないのが実情。僕自身は本当に限られたメンバーとしか演奏の機会がありません。
その時から機会を伺っていたとおっしゃる酒井さん。行動を起こす実行力は見習うべきだなあと思います。積極的に外にも出てみようと気持ちになることは怪我、病気で引きこもりがちな自分にとって良い兆候だと思います。
いずれにせよ、酒井さんとのデュオというまたとない共演の形は嬉しく楽しみなことです。

“2025年にデビュー25周年を迎えたTOKUが新しいサウンドにチャレンジする。石井彰のサウンドを要にホーンとの自由なアンサンブルを目指す。そのために書いたオリジナル曲も披露する。”
と、Pit InnのHPにはあります。昨年末にTOKUと話し、次のアルバムでは共演したいという話を受けました。彼の「30」というアルバムで数曲共演し、ライブでも幾度となくステージを共にしてきましたが、ガッチリ組んで音楽を作ろうというスタンスでの共演は初めてです。物静かだが熱い男。男らしい色気を湛えた彼のプレイは大好きです。
実は今月レコーディングをします。その全貌は知らされていませんが、面白い企みであるようです。3管編成のサウンドとヴォーカル、そこにどう対峙していくかとても興味深いです。

そして降って湧いてきたような再会セッションがあります。40年ぶりかな!!?

まだ大阪音楽大学の学生だった頃、同年代の仲間たちとのJazzの研鑽に明け暮れていた頃、よくやっていたのが、先輩方のライブを聴きに行き、あわよくばシットインさせてもらい自分を知ってもらう。こういう売り込み、いろんな人たちと共演する機会を求めて日々活動していた。若かったなあ!!いろんなことが楽しくて仕方がなかった。
今現在活動を共にしている芳垣安洋(ds)さん、池長一美(ds)さん、山田良夫(b)さんなどはその頃からのご縁なのです。
そして沢田穣治さん。この方も大先輩で色々と教えていただきました。
彼は上京し、CHORO CLUBというユニットでの活動が有名になり、作編曲、プロデュースなど多忙な音楽家として精力的に活動されています。
なかなか活動に接点がなかったのですが、数年前に夜中にテレビを一人何気なく見ていたら、素敵なピアノソロの音楽に耳を奪われました。画面の隅にクレジットが。”Joji Sawada”とありました。僕の知ってる沢田さんはベーシストだなあと思いつつも調べたらまさにご本人でした。それからSNSで沢田さんの活躍を目にすることが多くなりました。
昨年末、思い切ってメールをしてみたところ快いお返事をいただきました。”僕も気にしていたんだよ”と。そして彼の演奏が大好きな工房花屋の鈴木さんと話をし、急遽ライブをすることになりました。
彼の主催する「unknown silence」というレーベル名からも、どういった音を目指されているのかがよくわかります。
待ち遠しいライブです。

そして、もう一本のライブは、石井家Duo。
昨年立ち上げた「Fenice Recordings」から「Hyperbolic」「Flying」をリリース。もちろん「Quadrangle」での活動も共にしている石井智大(vn)とは親子と一言では言い表せない関係になっている。
コロナ禍に始めたyoutube「譚歌チャンネル」では、録音、撮影、動画編集まで一手に引き受けてくれ、影のプロデューサーであった。そこで得たスキルを活かし「Fenice Recordings」の2作は演奏、録音、ミキシングまで担当してくれている。Feniceの要であり強みだ。
稲毛「Jazz spot CANDY」は、様々なことで全て波長が合う稀有で大切な場所。
今年のCANDY初ライブは『石井家Duo』です!!