彰の気まぐれ日記:Akira Note

朗報も嬉しい秋。

今年のノーベル生理学・医学賞は日本の大阪大学の坂口志文さんが受賞された。
先生の研究テーマは、免疫の自己制御です。
とくに彼が発見した 「制御性T細胞(Treg細胞)」 が中心的な成果です。

この細胞は、免疫反応が過剰になって自分の体を攻撃しないように「ブレーキ」をかける役割を持っています。
つまり、自己免疫疾患やアレルギー、がん免疫などに深く関わる、免疫バランスを保つ鍵となる細胞を発見したのです。
坂口志文先生の「制御性T細胞(Treg細胞)」の研究は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)パーキンソン病といった神経変性疾患にも関係がある可能性があります。

実は私の身内でALSで亡くなった人が2人いるのです。家族の悲しみや不安を目の当たりにしているので、こういうニュースは本当に嬉しく希望の光が見えるのです。
私の叔父、叔母はもう戻ってきませんが、同じ病気で苦しむ方々にとって朗報である事は間違いありません。知り合いでパーキンソン病と戦っている方もおられます。
私の病気~球脊髄性筋萎縮症(SBMA)~のような神経疾患にも治療法の前進にも可能性が
ありそうです。

そしてさらに今日のニュースで奈良県立医科大学 未来基礎医学
森英一朗准教授が「ALSのような病気がどのように起こっているのかということを、このジンクフィンガードメインの新規発見によって理解が深まりましたという成果になりました」という研究発表をしたという事です。
同じようなニュースに見えて実は違った角度からの病気へのアプローチらしく、

Treg療法:免疫系を“調整/抑制”して神経炎症を軽くする。全身あるいは局所の免疫反応を緩和し、炎症由来の二次的ダメージを減らすことが目的。坂口先生の研究に基づく応用はこのカテゴリに入ります。

ZnF系:細胞内でのタンパク質相互作用や遺伝子/RNAそのものを直接ターゲットにして、「病原性タンパク質の凝集を防ぐ」「有害なRNAを切る・発現を抑える」など、病因により近い分子レベルの介入を目指す。

つまり、Treg=免疫面からの“二次的な”ダメージ抑制、ZnF=分子/遺伝子レベルで“根本的”なドライバーに働きかける、という違いがあるそうです。

医学の研究は幅広く行われ、一人でも多くの方が救われるように日夜研究されている先生方には本当に感謝しかありません。有り難うございます。


話は少し飛びますが、今、女優の米倉涼子さんの違法薬物疑惑が世間を騒がせています。
私は米倉涼子さんが好きな女優さんなのですが、「ドクターX」のファンだったこともありますが、私が昨年「急性硬膜外血腫及び慢性硬膜下血腫」で入院していた時に、「低髄圧症候群」も併発し、治療しました。この時、米倉涼子さんがこの病気で苦しんでいたことも知り、より身近に彼女の動向をチェックするようになりました。
この辛さをわかる者として応援しているのです。この疑いが間違いであることを信じて彼女の復帰を待っています。ファンの一人として。


人間誰しも歳を重ねるごとに、どこかしら身体に不具合が出て来るもの。
健康を維持するために色々努力するわけですが、それでも突然襲ってくる身体の不調。
それに耳を傾け、最善の措置を取り、受け入れ共存して自然に生きていく事しかできないのだなあとしみじみ思う今日この頃です。


今月は残すとこと10日ほど。今週はソロピアノライブがあります。

10月24日(金)
『石井彰 Solo Piano Live!』

中野Sweet Rainでのソロは初めて。。かな!?長いことお世話になっているSweet Rain、コロナ禍ではyoutube”譚歌チャンネル”をずっとここで収録させて頂いていました。猫好き一家で、そんなところも気が合うところです。
静かに一人でピアノに向き合います。

中野 Sweet Rain
19:00 open 19:30 start ¥3,300
中野区中野5-46-5 岡田ビルB1
03-6454-0817
jazzsweetrain@cap.ocn.ne.jp

2 comments on “朗報も嬉しい秋。”

  1. 宮川仁志 2025年10月23日 9:57 PM

    少しずつ解明されてきますね。
    嬉しい限り、早く治療法が確立されますように!

    返信
    1. 石井彰 2025年10月23日 11:51 PM

      宮川さん、有り難うございます。今日も坂口先生の研究がアップデートされて居るニュースがありました。
      治療法確立される日もそう遠くないのでは!?ずっと期待しています。

      返信

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