彰の気まぐれ日記:Akira Note

皆様に深く御礼申し上げます。

皆様にご報告です。

6月16日の当Blogにて皆様にご協力をお願い致しました、ewe諸作の原盤買い取りに関するドネーションのお願いに対しまして、多大のご好意が集まりました。当初の目標の20万円を大幅に上回るCDの売れ上げとドネーションを頂き、本件の発案者である「Studio TLive Records」代表多田鏡子、そして私もただただ驚きと感動の嵐でした!

ここに厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

皆様にこんなに気にかけて頂ける私は、幸せ者です!!地道に音楽をやって来て良かったなあと染み染みと感慨にふけっています。

「Voices In The Night」「presence」「That Early September」「SYNCHRONICITY」「Embrace」の5作品は原盤を守ることができました。ご協力頂いた皆さま一人ひとりのご好意のおかげです。

詳細なご報告は後日、「Studio TLive Records」よりさせて頂きます。これに伴い、サイトでのドネーション受付は本日6月21日を持ちまして終了させて頂きます。

原盤をどのように活かして行くかは未定ですが、私個人的な考えでは、未発表曲を含むベスト盤みたいなものができないかなぁなどと考えております。

いずれにせよ、次のステップに確実に進めるようになった事は大きな喜びです。

皆さまへのご報告とお礼でございました。

皆様にお願いです。

皆様にお願いがあります。唐突ではございますが、お読みいただければと思います。

私は自身の作品5作を、EastWorksEntertainment というレーベルからリリースしております。きっかけは日野元彦さん。このレーベルはいわゆる「インディーズレーベル」でメジャーレーベルと違い、私たちのようなスターではないミュージシャンも応援してくれました。日野元彦さんは無名の若手を積極的に引っ張り上げてくれました。その一つの成果が「Club TOKO」というムーブメントを生み出し、アルバムが製作されました。私は「Double Chant/Club TOKO vol.2」というアルバムに参加させていただきました。曲も3曲提供し、採用されたのも良い想い出です。

これがきっかけで、自分の初リーダーアルバムをリリースすることができました。「Voices In The Night」は一番思い入れが強い作品。その後、4作品をリリースしました。ここ10年程はeweとの繋がりは薄くはなりましたが、これらの作品を仕入れては自分で手売りを続けてきました。

実はこの度、EastWorksEntertainmentは会社存続が困難に陥りました。レーベルが持つ全ての作品の原盤が抵当に入っているため、それらが差し押さえされる前にアーティストに自分のリーダー作品の原盤の買い取りを勧められました。これらが差し押さえられると、作品の所有権が無くなり、作品が幻のものとなってしまうし、ダウンロードなどの収益も行方がわからなくなってしまいます。

そこでまとまった資金が要りますが、私は原盤と全ての在庫を買い取ることにしました。現在お世話になっているレーベル「Studio TLive Records」の多田鏡子氏も援助を申し出てくれて、共有することになりました。

多田氏の提案で、応援してくださるファンの方々に少額のドネーションをお願いしましょうということになりました。

もし協力しても良いよ!という方は詳細を読んで頂ければ幸いに存じます。どうぞよろしくお願いします!ドネーションしてくださった方には、手前味噌で申し訳ありませんが、私が撮影した写真のプリントをお礼にプレゼントさせていただきます。どんな写真が贈られるかはお楽しみです!

ドネーションに関する「Studio TLive Records」のサイトはこちら。

これを機に、それぞれの作品の紹介、解説、想い出などを書いてみたいと思います。

「Voice in the night」 Release : 2001/9/21
石井彰:piano
俵山昌之:bass
江藤良人:drums

1 Angel Eyes/Matt Dennis
2 Snakin’ Around/Ray Bryant
3 Setembro/Ivan Lins & Gilson Peranzzetta
4 Greco/俵山昌之
5 I Concentrate On You/Cole Porter
6 Sometime In The Snow/石井彰
7 A.P. /江藤良人
8 Ladies In Mercedes/Steve Swallow
9 Voices In The Night/石井彰

音響ハウスの2stで録音。このスタジオのスタインウェイBはとてもバランスが良くて気に入って弾いたのを覚えています。初リーダー作品の録音という事で大変緊張し、力が入りました。今でも大尊敬するミュージシャンであるIvan Lins、Steve Swallowの作品を取り上げた。そしてメンバーのオリジナル、いくつかのスタンダードを用意してスタジオ入りしました。初日の録音をプレイバックして、明るく軽やかに感じたので、深い沈んだ音を求めて演奏したのが「Angel Eyes」。それが良いテイクとなりアルバムの冒頭に持ってきたのが、その後の自分の進む道を暗示しているように響く。
このアルバムをNYでIvan Lins本人に会って手渡し、数年後に東京で会ったときに、このアルバムの事を覚えていてくれて、「Setembro」の演奏を大変気に入ってくれた事が最高の想い出!!

「presence」 Release : 2002/4/21
石井彰:piano

1 If You Could See Me Now (Carl Sigman & Tadd Dameron)
2 Bloom In The Darkness (Akira Ishii)
3 The Man I Love (George Gershshwin)
4 Intercouse Of Mind (Akira Ishii)
5 Estate (Bruno Martino)
6 A Day Out Of Time (Akira Ishii)
7 A Precious Presence (Akira Ishii)
8 Maos De Afeto (Ivan Lins & Vitor Martins)
9 Create Quite A Stir (Akira Ishii)
10 Straight No Chaser (Thelonious Monk)
11 Don’t Explain (Arthur Herzog Jr. & Billie Holiday)
12 Fonte Des Neiges (Akira Ishii)

音響ハウス1stにて録音。スタインウェイDのフルコンを使用してのソロアルバム。録音曲目を全く決めずにスタジオ入りし、即興的に決めて弾いた。オリジナル曲も全てインプロヴィゼーション。確か沢山曲を弾いたのだが、アルバムを通して四季の移り変わりを感じて欲しいと選曲、曲順を考えたのでした。Ivan Lins曲のカバーも続けたいとの決意。

「That Early September」 Release : 2002/8/21
石井彰:piano
スティーヴ・スワロウ:bass

1 solar (Miles Davis)
2 lover man (Jimmy Davis & Roger “RAM” Ramirez & Jimmy Sherman)
3 walk by my own(Akira Ishii)
4 Dick called “BOP”(Akira Ishii)
5 happiness(Akira Ishii)
6 peau douce (Steve Swallow)
7 dark glasses(Steve Swallow)
8 alone together (Howard Dietz & Arthur Schwartz)
9 amazing (Steve Swallow)

このアルバムにまつわるエピソードは尽きない。忘れもしない2001年8月末。小林桂(vo)のブルーノート公演の為、ニューヨークへ渡り、そのまま一人滞在し続けてスティーブさんとのレコーディングを果たす事が出来た。。。。のだが!! 
帰国した翌日の9月11日に、あの「同時多発テロ」のニュース。信じられない思いでテレビの前から動けなくなった。スティーブさんとすぐに連絡は取れて、無事を喜んだのだが、同行したディレクターは半月連絡が取れずに心配した。この事がアルバムタイトルになったのだ。
この時のブルーノート公演の翌日からIvan Linsがブルーノートに出演していて、聴きに行き、面会もできて「Voices〜」のアルバムを直接手渡せたのも奇跡的だった。
そして何よりスティーブ・スワロウさんの人柄、プレイに痺れて感激の涙をしたのだった。「Happiness」というオリジナルを物凄く気に入ってくれて、「帰ってから良く研究する!」と言って譜面を持って帰ってくれたのも嬉しかった。

「SYNCHRONICITY」 Release : 2003/4/21
石井彰:piano
俵山昌之:bass
江藤良人:drums

1 Sublimation/石井彰
2 Everything I Know/石井彰
3 I’m All Smiles/Michael Leonard
4 Saindo de Mim/Ivan Lins
5 Synchronized Step/石井彰
6 The Rainy Day/江藤良人
7 Rion’s Sound Of Love/俵山昌之
8 Just In Time/Jule Styne
9 Walk By My Own/石井彰

音響ハウス1stにて録音。トリオのサウンドもまとまってきて新たな挑戦をと意気込んだ作品。私の最新作「Endless Flow」で「Synchronized Step �U」という曲を演奏したが、こちらでの演奏が第1作。9拍子のベースパターンと幾つかのメロディーの断片だけを指示し、あとの展開は自由にという冒険をしてみた。今後このコンセプトを発展させ続けることになる訳ですが。オリジナルをたくさん書くようになった頃。相変わらずIvan Lins作品のカバーは続けて、このアルバムも本人に渡して聴いてもらい、ビッグハグで喜んでもらったのも幸せな想い出!

「Embrace」 Release : 2004/4/21
石井彰:piano
俵山昌之:bass
江藤良人:drums

1 Embrace/石井彰
2 Aos Nossos Filhos/Ivan Lins
3 Chaotic Silence/石井彰
4 Lullaby fo Peace/石井彰
5 Capriccio/石井彰
6 Fortune-teller/石井彰
7 Misterioso/Thelonious Monk
8 Eternally/石井彰

音響ハウス1stにて録音。トリオ作品の第3弾。レコーディング日程は決まっていたものの、曲が全く書けずに日野皓正(tp)バンドのツアーに出る。名古屋での丸一日オフがあったのでピアノスタジオをレンタルしておいて少し書けたらな〜くらいの気持ちでオフ当日を迎える。朝のニュースで、ある母親が自分の子供が再婚相手に殺されるのを、嫌われるのが怖い為に子供を見殺しにした〜というのを見て、なんとも遣る瀬無い気持ちになりスタジオに入り衝動的に一気に6曲書き上げた。あまり良い動機ではなかったのだが、書かずにはいられなかったのだ。当時、このエピソードをブログで書いた時に、あるファンの方から「そのような音楽は聴きたくないです!」という辛辣なメールを頂きましたが、正直に気持ちを書き返信したところ、良き理解者となってくださり、現在も応援してくれているという嬉しい事件がありました。Ivan Linsカバーも意地のようになりました(笑)

そして忘れてはならないのがアルバムジャケットの素晴らしいフォト!!この5作品とも有名なフォトグラファーの内藤忠行さんの作品を使用させて頂いています。最初の「Voices in the Night」のカバーフォトを決める際に内藤さんのスタジオに初めてお邪魔した。あらかじめ音を聴いて頂いて、確か5枚の写真が用意されていた。そこで開口一番「お前ならどれを選ぶ?!」と鋭い眼光で尋ねられた。そして「これです!」と指差したのが採用された月の写真。先生一言「よし、合格!」と、ニッコリされた。今考えると、正解が決まっていた訳でなく、優柔不断にならずに自分のイメージを絞り切れるか試されていたんだと思います。その後は作品ごとに内藤さんが自ら一枚選んでくださり、全ての作品に彼の素敵なフォトを使用させて頂きました。これも大切な財産だと思っています。

青の記憶、刻の記録

さて6月に入りました。梅雨入りも間近でしょう。暑さと湿気で鬱陶しい季節になりますが、涼しさを感じる音楽をたくさんお届けしたいと思っています。

今月のオススメのライブをご紹介します。

6月12日(金)

石井彰(p) 類家心平(tp) Duo 『青の記憶、刻の記録』

ジャズが本来、DNAとして持つブルース。我々日本人にはそのDNAがないのであろうか。否、ジャズを愛し演奏する者の中に確実に存在するのである。
しかし、日本人には日本人にしか持ち得ない”間” ”侘び寂び” などがあり、この感覚に誇りを持ち、我々にしかありえないジャズを演奏したい。
これが我々のジャズ、即興演奏に対するスタンス。いつも新しい驚き、癒し、昂まり、色気を与えられる音を出して行きたいと思っている。

大塚『音楽堂 ano ano』  東京都豊島区南大塚1-49-2 ハイデルムンド1F

開場19:30 開演20:00   ¥3000
予約・問合せ 03−3941−7205(名久井/ナクイ)

類家心平(tp)とのデュオは、3月の「Pit Inn」でのライブ音源がハイレゾ雑誌『Net Audio vol.18』に収録されダウンロードできるようになっています。そちらもお楽しみいただけたらと思います。

日野皓正クインテット東北ツアー!!

25日から始まった東北ツアーも半分を過ぎ。。。。残すところ3公演となりました。初日の函館が遠い昔のような。もう半月経った訳です。

バンドはただがむしゃらに演奏する時期を過ぎ、第2第3ステージへと。色々と上手くいかない事もありますが、それをすっと乗り越えて次のステージへ進んでいけるのが凄いところ!

北海道から来た者にとって、東北はこんなに暑かったのか!?というほどの強い陽射しの盛岡でした。昼間の散歩は北山社寺群を目指して始まる。報恩寺、鬼の手形の神社、桜山神社などを。とにかく報恩寺は素晴らしいお堂だった。本尊盧舎那仏を中心に華厳経を模した華厳殿となっている。一種の立体曼陀羅だ。お釈迦様の十大弟子、十六羅漢が須弥壇に、お堂の周りには表情豊かな五百羅漢!圧巻でした!!
ご住職も気さくな方でお話をしてくれたり、写真も自由にどうぞと言ってくださったりと、とても良い空気のお寺。また是非訪れたいものだ。
街もとても良い空気感!これがみちのくののんびり感なのかも。
前日も訪れた「すぺいん倶楽部」は満員のお客様で息苦しい程の熱気。マスター西部さんのテナーサックスの飛び入りもあり、東北ツアー良いスタートを切りました!

翌26日は北上し、青森県は八戸へ。夏の南郷ジャズで訪れる馴染みのある街だ。今回は「ハッチ」という多目的ホールのようなスペース。なんとピアノはベヒシュタイン!深く味のある渋い音色は大好きだ。素晴らしいコンディションでした。
ライブには八戸在住のデビッド.マシューズ(p)さんも飛び入りし、またもや盛り上がった一夜になりました。
ライブ終了後は、この地に来ると皆で訪れることが多い屋台で青森の美味に舌鼓を打ちました。

翌朝は少し冷え込んだ青森八戸。朝市の食堂での朝食から今日は始まる。とても新鮮で濃厚な海の幸を頂きチャージ完了。
秋田「Cat Walk」はここ数年毎年出演している。熱いお客様の声援が嬉しい! この日は、1stステージの終わりに日野さんの策略をメンバー全員が察知出来ずに一喝されるという出来事が。2ndは持ち直し、マスターはじめとするトランペット衆3人が飛び入り。結果盛り上がったライブとなりました。

一関への移動オフ日をはさんで、29日は「ベイシー」。知る人ぞ知るオーディオの聖地。JBLのスピーカーから流れるアナログレコードの圧倒的なジャズの音圧、臨場感にはノックアウトされっぱなしだ。
今日のライブは亡くなった名プロデューサー伊藤八十八さんに捧げてのものだった。往年の日野さんの数々のアルバムはもちろん、寺久保エレナに惚れ込みプロデュースし続けたのも伊藤さんだった。今日のライブはきっと伊藤さんに届いているだろう。いや、ベイシーのどこかでニコニコして聴いていたのだろう。

今日は一関から仙台へ移動し、オフ。ゆっくり洗濯している間に散歩。伊達政宗廟のある瑞鳳寺まで。緑が美しい!!
仙台と言えば牛タン!近藤商店という隠れ家的ダイニングバーの絶品牛タンを頂いた後は、ライブハウス「KABO」へ。演奏していたピアノトリオに日野さん、寺久保エレナ、私が飛び入り。お邪魔しました!!

明日もオフ。ゆっくりしてラスト3日間への充電だ。

さてまた大量の写真があります。こちらからどうぞご覧ください!!

スライドショーはこちらです。

北海道終了です!

北海道の後半は21日朝から網走第一中学校でのミニコンサート。心からコンサートを楽しんでいる生徒たちに乗せられて朝からヒートアップ!学生さんのクラリネット、ピアノ、パーカッションが大挙飛び入りし、とても素晴らしい思い出になるコンサートでした!
夜はライブハウス『ちぱしり』でのライブ。中学校のパーカッションの子達が三人聴きに来てくれて、また飛び入ってくれてまたまた盛り上がってしまいました。決して物怖じしない素直な子供の感性に胸を打たれっぱなしの一日でした。

翌日22日、網走から旭川までの長い道のりでした。大雪山あたりにはまだ雪が大分残る。層雲峡で一休みして風景を楽しんだりと北海道はやはりのんびり急がない旅が似合う。
旭川『A.Evans』は何度も来ているライブハウス。ママさんのアリョーナさんがアルトサックスを吹く。今回も2曲飛び入りしてくれて熱いブロウを聴かせてくれたのでした。

23日、北海道最終日は砂川へ。その昔は炭鉱で栄えていたらしいが、現在は駅前も寂しいが、どこかあっけらかんとした佇まいの街。とても気が休まる。リハーサルも直ぐに終わり、お決まりのBoys散策隊はうろうろとほっつき歩く。
会場は駅に直結したホール。とても良い響きで気持ちが良い!北海道ラストだからなのか、皆弾ける弾ける!!札幌在住のタップダンサー吉田つぶらさんが飛び入り。日野さんとのタップデュオも。日野さんが転倒のアクシデントもあったが大事に至らず元気に北海道8箇所無事終了しました。

こういった爽やかな季節の中での北海道ツアー、最高の旅となりました。音楽はもちろん、たくさんの温かい人たちとの出会い、交流は何事にも替え難い経験。おまけに食べ物は美味しいし、大自然の素晴らしさ、空気の美味しさ。また来年あるといいなあ。。。

今日は北海道を離れ本州へ。日野さんエレナ組は飛行機、Boys組は電車。何故ならベースが飛行機に乗らないから!!トリオは運命共同体ということで。。。
札幌を午前中に出発。苫小牧まで南下。そして海岸線をひた走る。登別、室蘭、伊達、洞爺、長万部、八雲、森、大沼を通り、函館に着いたのが14時。乗り換え時間がかなりあったので、一旦外に出て朝市の食堂で海鮮丼を!
そして生まれて初めての青函トンネルを通り、青森。新青森から新幹線に乗り換え、盛岡に着いたのは20時前。。。10時間移動だ。
しかし、その疲れを吹き飛ばしてくれたのは、やはり羊ちゃん!美味しいジンギスカンを食した後、明日の会場「すぺいん倶楽部」に押しかけ、1ステージ演奏!!日野バンドの元気さ恐るべし!!

明日から東北ツアー開始です!

写真多数アップしています。こちらからどうぞ!

スライドショーはこちらからどうぞ!

日野皓正(tp)クインテット北海道ツアー!!

14日から北海道に来ております。昨年に引き続き、日野皓正(tp)スペシャルクインテット〜寺久保エレナ(as)石井彰(p)金澤英明(b)石若駿(ds)の面々による、約3週間のツアー。

札幌でのリハーサルを終え、初日は函館「金森ホール」。あいにくの雨で寒い日だったが、演奏は次々と化学反応が起こり、とても良い滑り出しとなりました!
ホールは港近くの赤煉瓦倉庫街を改装しているオシャレなエリア。ホールの響きも素晴らしかった。

二日目は洞爺湖近くの壮瞥町。昨日と打って変わって快晴の北海道!昼食もテラスで十分な暖かさが戻った。洞爺湖の向こうに見える羊蹄山、見事でした。そして近くには対照的な昭和新山。麦畑がみるみる盛り上がって出来た岩山。それを見た人はさぞビックリしたろうなあ。。。
コンサート会場もとても良い雰囲気の小ホール。もちろん演奏も盛り上がりました!

三日目は昨年の冬に来た新冠。一面雪景色だったので、どんな町なのかわからなかったが、海ぞいの緑が綺麗な町。サラブレッドの名馬の産地として有名だそうだ。あちこちに牧場がある。
レ・コード館はアナログレコード盤の膨大なコレクションがある。ここのホールでのコンサート 今日はピアノはベーゼンドルファー。とても良く響くホールで気持ち良く演奏できました!

四日目は幕別へ。海沿いを浦河あたりまで走り、日高山脈越え(たぶん)して十勝の幕別へ。とにかく牧場が多く、可愛い馬には本当に癒されっぱなし!
冬の十勝は、このところ毎年のように訪れているので雪景色のイメージが強すぎる。こんなに緑と土の色が濃いとは!!しかし広大としか言いようがないなあ。。。。 
幕別百年記念ホール講堂でのコンサート、今日もまた新たな展開があり、日野さんの新曲も初お目見えしたりと、大変盛り上がりました!

五日目は十勝から釧路へ。雨のせいもあるが、川、沼、海と水分が多くなる雰囲気は悪くない。
昨年はBROSSという素敵なライブバーが会場だったが、残念ながら閉店。今回は釧路芸術館という、これまた素敵な会場。響きもピアノも最高!そしてお客さんのノリも最高潮に!ノンストップで5日間駆け抜けたクインテット。毎日化学反応が起こり続ける!!!

六日目は天気も回復し、清々しいオフ日になりました。釧路から一気に北上。湿原地帯を通り、弟子屈町でランチの後は摩周湖へ。綺麗に見渡せる幸運に恵まれる!そしてオホーツク海まで抜け、涛沸湖のほとりで原生花園の風景を楽しむ。片やオホーツク海から知床連山を臨み、片や静かな涛沸湖のキラキラ光る湖面を眺めていると、現実感を失ってゆく。。。。

明日は網走「ちぱしり」でのライブです。中盤も頑張ります!!

写真がたくさんありますので、こちらからどうぞご覧ください!!

スライドショーはこちらです。

最近の。。。

最近の日課は、散歩をしながら写真を撮る事。

目の前にあるのだが気が付かない新しい発見や、知らない道を歩き写真に切り取っていくと楽しい時間と散歩の距離はあっという間に過ぎ去る。

お金もかからず健康的!(笑) 最高の趣味です!!

最近の散歩やライブの様子をこちらから見られるようにしています。どうぞお楽しみください!

https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-pvydilj7re5b3yqs6r5iz56zrq-1001&uniqid=0e1073ec-f425-4030-b6d0-f89c8512dbe8

スライドショーはこちら

https://box.yahoo.co.jp/guest/slideshow?sid=box-l-pvydilj7re5b3yqs6r5iz56zrq-1001&uniqid=0e1073ec-f425-4030-b6d0-f89c8512dbe8

ランダムですが、4月29日から5月9日までの記録です。

5月に。。。

もう5月に入りました!今年も4分の1過ぎたのですねえ。。。早いものです。

最近のマイブームは散歩。運動不足解消、メタボ解消、足腰の鍛錬、そして街のスナップ写真と良いことづくめ。空腹を感じるというのは気持ち良いものです。ツアーなんかに出てしまうと食事の時間だから食べる、夜中に必ずコンビニへ行き、おやつを買ってしまう。。。この繰り返しでかなりメタボ気味に!

とにかく、毎日知らない街、知らない道を歩き回ってます。

さて、今月のお勧めライブと言えば!!

5月4日の月曜日、『Tribute to Bill Evans』と銘打ったライブを行います。

BIll Evans🎶 

私がジャズピアニストになろうと決意したのは、この人のピアノを聴いたからに他ならない。漠然とジャズに憧れていた大学1年生の頃、ビッグバンドに誘われて参加した。コードは知っていたものの、テンションを含んだヴォイッシングは難しくちんぷんかんぷん。。。先輩に誘われコンボの練習も始める。まず覚えて来いと言われたのが『枯葉』と『いつか王子様が』。何かお手本をとレコード(!)を買いに行くが、お金もあまりないために2曲とも入っている盤はないものかと探すと、あるではないか!?なになに?ビルエバンス?ふむふむピアニストか。ちょうどいい!と買い求めたのが『Portrait in Jazz』。なんという偶然。。。枯葉は凄すぎて何をやっているのかさっぱり分からず。しかし、しかしそのハーモニーとリリシズムにハートを射抜かれてしまった私は、ビルエバンスのレコードを収集するためにバイトを始め、当時発売されていたアルバムは全て買い尽くしたと思う。

今ではもう聴きまくることはないが、たまに引っ張り出して聴くと、やはり『Portrait in Jazz』は大名盤だ。スコットラファロ、ポールモチアンとのコンビネーション、インタープレイは飽和状態。とにかくエバンス自身のイマジネーションが半端なく高く溢れ出している。瑞々しい躍動感に溢れた大胆なアプローチは今もって新しい感覚としか言いようがない。

自らこのようなライブは滅多に企画しないのだが、今回は吉祥寺『ストリングス』のマスターのたっての希望でこのようなスペシャルライブをすることになりました。他のピアニストならやらないでしょうが、ビルエバンスは自分の中では神様のような存在ですから。

5月4日(月)    『Tribute to Bill Evans』
                石井彰 Trio 杉本智和(b) 岡田佳大(ds)

                吉祥寺『Strings』 18:00 open 19:00 start m.c.\3,200
東京都武蔵野市吉祥寺本町 2-12-13 (TNコラムビル地階)
Tel & Fax 0422-28-5035

皆様のお越しをお待ち申し上げます!!

その他のおすすめ情報です。

9(土) 小岩 『COCHI』 Trio with 加納奈実(as)杉本智和(b) 03-3671-1288

11(月) 下北沢 『Apollo』 Trio with 津上研太(as)市野元彦(gt)

12(火) 吉祥寺『サムタイム』 石井彰Trio 川村竜(b)江藤良人(ds) 0422-21-6336

15日からは日野皓正(tp)Special Quintet tourでのロングツアー。20日間のツアー、北海道、東北に参ります。寺久保エレナ(as)石井彰(p)金澤英明(b)石若駿(ds)という昨年の5月に行ったツアーのメンバーです。

新譜発売のお知らせ。

4月に入りました。まだ寒くなる日もあり、油断できませんね。桜にも緑が混じり、良い季節です!

さて、今月は新しいアルバムが発売されました。『Boys featuring SHUN』。石若駿(ds)の東京藝術大学卒業を記念して録音されたもので、トリオメンバーに加えて、類家心平(tp)井上銘(gt)高橋佑成(p)がゲスト参加しています。

発売記念ライブは以下の通りです。皆様どうぞよろしくお願いします!

4/7新宿ピットイン20:00〜金澤英明(b)石井彰(p)石若駿(ds)類家心平(tp)井上銘(g)高橋佑成(p)
4/10浪漫座(佐賀市)19:00〜金澤英明(b)石井彰(p)石若駿(ds)類家心平(tp)
4/11出島テラス(長崎)18:00〜金澤英明(b)石井彰(p)類家心平(tp)
4/14Sweet Rain(中野)20:00〜金澤英明(b)石井彰(p)石若駿(ds)井上銘(g)
4/16Tokyo TUC(岩本町)19:30〜金澤英明(b)石井彰(p)石若駿(ds)井上銘(g)
4/26Boozy Muse(大久保)19:40〜金澤英明(b)石井彰(p)石若駿(ds)

井上淑彦さんへ

テナー&ソプラノサックス奏者  井上淑彦。

初めて彼の名前を知り、コンタクトを取ったのは、約25年前の事。大阪音楽大学を卒業して、大阪でプロとして活動していた頃。

音大の盟友、井上陽介(p)、岡田佳大(ds)そして先輩ピアニスト西村和彦さんが淑さん(と呼ばせてもらいます)のバンドで来阪するという事を聞いての事だった。一緒に研鑽し合っていた友人が次々上京し、こちらは出遅れて悶々としていた矢先に、東京の若手の気鋭のサックスの人のバンドで一堂に凱旋ライブに来る。。。

しかも、まだ聞いたことも会った事もない井上淑彦という人物から直接直筆の手紙を頂き、大阪のライブを行いたいので、出来そうなお店をブッキングしてくれないかということだった。

確か、2軒口利きをしたんだと思う。そして半ば複雑な思いでライブにでかけたのだった。

私が1991年に上京しても、淑さんとは演奏する縁には恵まれなかった。初共演は極最近、6,7
年前くらい、横浜『上町63』での事。初めてデュオで演奏し、そのファイヤーと切なさを併せ持ったプレイとオリジナル曲に魅了されたのだった。そして、ファーストコンタクトのエピソードをお話しした時の気まずそうな笑顔で「覚えてるよ。その節はありがとう!」と言ってくれたのを忘れない。

その後、何度も共演するようになり、事あるごとに興味深いセッションに誘っていただいた。京都『RAG』での東原力哉(ds)市野元彦(gt)との珍しいセッション、沼田『So What』での竹内直(ts)とのツインサックスセッションは鮮明に記憶に残っている。

そして念願のバンド結成。北浪良佳(vo)とのトリオ『Sarasvati』だ。アレンジは最小限、その時その時のインスピレーションでスタンダードもインストバンドのように柔軟に組み立ててゆくという手法は新鮮だった。このバンドも北浪良佳の渡米で休止中。

一番最近では金澤英明(b)石若駿(ds)とのBoys Trioとの共演。凄まじいフリー演奏になった。またやろうと再演を約束したな。この時の録音があるはずだな。

3月25日、井上淑彦氏逝去。享年63歳。

昨年秋に食道癌の治療の為、しばらく活動を休止しますという知らせが入り、お見舞いのメールのやり取りが最後のコンタクトとなってしまった。快方に向かっているという情報があったので楽観していた矢先の事だった。

熱いのだけど決して崩壊はしない美意識。ファンタジー溢れるオリジナルのタイトル。お酒と煙草をこよなく愛する。いつもかっこよかった。『ジェントルマン』という言葉がぴったりだった。

ツアー先のBarで流れていたジャクソン5の『I’ll Be There』を聴いて、「この曲、本当に好きなんだ」と、ポロポロ涙をこぼしていた姿。
やはり名古屋ツアーでモンゴル料理やさんに連れて行ってあげたらハマってしまい、その後も一人でも何度も通っていたらしい事。一人でもモンゴル衣装着て羊食ってたんだろうか?
『アンジュール』というオリジナル曲を演奏した際、「この絵本がアンジュールなんだよ」と、おしゃれな絵本を持ってきて見せてくれた淑さん、後日「あのアンジュールの絵本がなくなっちゃったんだ」と悲しい顔で残念がってた。見つかったんだろうか?

こんなお茶目なというか、超ピュアな人間性が表れたエピソードが次から次へと思い出される。
硬派な反面、いつまでも少年のような心を持った人。それが淑さんだった。

死は誰にでも平等に訪れるとは言え、早すぎます。急すぎますよ、淑さん。もっと一緒にやりたかったじゃないすか。

「石井君のバッキングは何を吹いても嘘にならないような不思議なサウンドがあるから一番好きなんだ」と、お世辞かもしれないが言ってくれた事、忘れません。横浜『ドルフィー』で撮った写真を本当に気に入ってくれて、『HPで使うからくれないか?』というので差し上げたら、本当にトップページで使ってくれて、なんだか照れくさくて嬉しかったです。

短い間でしたが本当にありがとうございました。どうぞ安らかにお眠り下さい。淑さんの事は忘れません。『ずっと。。。』