彰の気まぐれ日記:Akira Note

白川ピアノ調律所!!

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待ちに待ったこの日が来た!!近年の僕の「ピアノオタク度」のきっかけとなった、香川県の「白川ピアノ調律所」でのソロライブ!!!!!!

今回はなんと、ショウルームにある世界の名だたる名器を全て使用して、それぞれの楽器の魅力を見出そうという、とても珍しい企画。誰よりも僕が一番楽しみにしていたコンサートだ。

コンサート形式として、まず、白川さんがそれぞれのピアノについての知識を話し、僕が演奏、そして感想を述べ、白川さんがまたコメントするといった感じで進められた。

簡単にざっと紹介したいと思います。楽器に対する細かいデータはHPを参照してください。

KAWAI RX-3(日本)
正直いってKAWAIは好きではない。音色は素晴らしいと思うことはあるのだが、機構的に、物理的に無理があると感じずにはいられない。一番はタッチの重さ、コントロールのしにくさにあると思う。今回、白川氏はその問題を解決してくれました!鍵盤の鈍さを鉛の量を調節することによって、タッチの俊敏さ、音の出だしの速さが増したように思いました。

シンメル(ドイツ)
いい意味でも悪い意味でも、「ドイツのヤマハ」と称されるピアノ。癖が無く素直な音質。コントロールもしやすく、万人に愛されそうな感じ。うまく言えば、白いキャンパスにどうぞあなたの色をお好きに塗ってくださいねといった感じ。厳しく言えば面白みに欠けるピアノかなあ?シンメルファンのかた、ごめんなさい!悪い楽器といっているのではありません!

ニューヨーク.スタインウエイ(アメリカ)
日本に多数存在するスタインウエイはほぼ全てがドイツ製のハンブルグ.スタインウエイだ。こちらはきめ細かく端正な造りだし音色もそうだ。ニューヨーク製はいい意味でアバウトさが残っているとても面白いピアノだ。アメリカのジャズのCDは大多数がこの楽器を使用しているらしい。ブルーノートの名盤の数々はこのピアノのあの音色のよって作られていると言っても過言ではない。いい意味で荒れた、しかもちょい悪るな匂いをプンプンさせている。大好きな愛すべき世界的な名器。

シュタイングレーバー.アンティーク(ドイツ)
白川氏が惚れ込んで日本に広めようとしている知られざる名器シュタイングレーバー!!!以前ここで演奏させていただいたのは現代のもの。今回初めてアンティークを触らせてもらいました。古きよき暖かい音がしました。ニューヨーク.スタインウエイにちょっと似たニュアンスもありました。ただ85鍵で戸惑いましたが!現代のピアノの強さとフォルテピアノのかわいらしさを兼ね備えているような感じかな。

ベーゼンドルファー(オーストリア)
大好きなピアノ!昔からの頑固なコンセプトを守り続ける名門ベーゼン!気高く艶かしい。たぶん木の精霊が宿っているんだと思わせられずにはいられない。白川氏もおっしゃってましたが高音域に弱点があるのも事実。しかし、それを補ってもあまりある魅力に取り付かれたら最後です(笑)皆さん、もし聴いたり見る機会があればご自分の耳で試してみてください。
僕のベーゼンを使用したお勧めの演奏はジャズではポール.ブレイの諸盤、クラシックでは我が尊敬するスヴィヤトスラフ.リヒテルのバッハ平均率の第2巻。

ベヒシュタイン(ドイツ)
我家にも所有する(と言ってもアップライトだが)世界3大ピアノ。このピアノは戦前物に限る!というのもベルリンの工場は第二次大戦で焼き尽くされてしまったのだ。復興はしたものの、やはり現代のベヒシュタインは昔のものと同じレベルでは語れない。香り立つ中音域はほんとに素晴らしいです。はっきり言って、今まで触ったベヒシュタインの中で最高のコンディションでした!現在この楽器で聞ける演奏も残っていますが、ホルヘ.ボレットによるリスト作品集、セロニアス.モンクの諸作は、この楽器の良さを引き出していると思います。モンクのDVDではコンサートで弾いている模様も見ることができます!家にある楽器もそうですが、ある意味、禁欲的な音と表現したらいいかな?
これは、もう売約済みの楽器でしたが、持ち主様がいらしていて了解を得て弾かせていただきました。どうもありがとうございました!実に羨ましい!

シュタイングレーバー(ドイツ)
白川氏が最も愛するピアノだ。ほんとうに端正な楽器で欠点が見当たらない。コントロールのしやすさでは群を抜いていると思う。168のサイズなのに響板の面積がものすごく広い!音はいい意味で癖がない。気品があるが、力強い。音が胸を張っている。良い楽器だと改めて思いました。

もし皆さん、これらのピアノ見つけて弾かれたらご感想書き込んでくださいませ!

やはり世界でも飛びぬけたピアノは個性が強い。スタインウエイなんか雑音まで魅力なんですから。
皆さんピアノ屋に冷やかしに行きましょう!!(そして買いましょう。笑!)

そして、このコンサートでお世話になりなした白川さん、鶴岡さん、阿部さん、尾形さんどうもありがとうございました!

昨日今日でうどん6食を食べた!やはり、さぬきにはうどんしか無い。昨日から行った順に、山下うどん、中村うどん、川八うどん、がもう、山越うどん、谷川米穀店。どれも美味しかったが秘境にある、谷川米穀店の「かまたまに醤油に酢で味付」が最高!6杯は軽い軽い!あーまた食べたくなってきました。

写真は白川ピアノ調律所ショウルームにて、私と白川氏。

           

12 comments on “白川ピアノ調律所!!”

  1. わん 2006年4月19日 11:24 PM

    いいですね(^^) ピアノに関しての文章なのに、誰かお友達についてお話しているような。。。味わい深い〜
    まさしく楽器は生き物。弾きながら語りかけると、良い音色を奏でるように年を重ねて良い味を出すようになるのでしょうね。石井さんに出合ったピアノ達は幸せなピアノだ〜

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  2. 石井彰 2006年4月20日 2:08 AM

    わんさんありがとうございます。そうです、まさに楽器は生き物です。心を開いて接すれば向こうも開いてくれるし、拒否しながら弾けばそういう音がします。まさに自分を映し出す鏡です。音楽ってそういったもんだと思います。

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  3. つるちゃん 2006年4月26日 3:56 AM

    とても、贅沢な時間を、ありがとうございました。
    ピアノによって、こんなに個性があるんや〜
    と改めて知りました。うひょひょ。
    それも石井さんの音で!!
    写真、ありがとうございま〜す(ノ^-^)ノ

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  4. 白川ピアノ 2006年4月26日 7:04 AM

    先日のコンサートでは大変お世話になりました。
    あの後、NYスタインウェイのダンパーを全て分解して
    より音の止まりを良くし、タッチも軽く改良しました。
    来月には1890年製ベヒシュタインと1930年製の
    シュタイングレーバーが入荷する予定です。

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  5. 石井彰 2006年4月28日 2:51 AM

    白川さん、つるちゃんさんありがとうーございます!
    このコンサートの事は一生の思い出になりました。

    白川さん、僕あのNYスタインウエイ大好きでしたよ!ああいう音の残り具合(微妙ですが)今のピアノにも欲しいと思います。楽器のパワー不足だったり、響きが悪い場所で演奏する時にわざと8分の1ペダルくらい踏んでダンパーの圧力減らしてやって弾いて擬似リバーブ作って遊んだりもします。

    1890年製ベヒシュタインと1930年製の
    シュタイングレーバー!!!!!よだれが出ます!
    6月なんとしてでもお伺いしたいです。

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  6. Wisteria 2006年7月26日 10:21 PM

    はじめまして。(ライブではお会いした事はあるのですが)
    3ヶ月も前の日記にコメントしていいものか迷いましたが、面白かったので。。。

    私は、ライブやコンサートではヤマハ、スタインウェイ、ベーゼンドルファーくらいしかみかけた事がなく、ベヒシュタインとシュタイングレーバーというピアノに興味がわいてしまいました。
    かといって、お目にかかったり音を聴く機会もなかなかなさそうなので、もしこれらのピアノを使って録音したおススメCDがありましたら、教えていただけますか?

    突然すみません。。。

    返信
  7. 石井彰 2006年8月31日 4:31 AM

    Wisteriaさま、ありがとうございました。やっとお答えしますね!見て頂けるかはどうだか。。。
    シュタイングレイバーは最近ではシプリアン.カツアリスという人が愛用しているようです。
    ベヒシュタインは今一番有名な愛用者はなんと言ってもフジコ.へミングさんでしょう。ホルヘ.ボレットのベヒシュタイン好きも有名です。以前はショパンコンクールでも使用されていたようです。ケンプが愛奏したピアノは磐田のベーゼンドルファーの本社にあるそうですよ。
    ジャズでもベヒ好きはいますよ!モンクは結構弾いているじゃないかな?
    ところで、Wisteriaさんというのは、もしかしてWistariaさんなのではないのかなと、ふと思いました。ウイスタリアピアノという国産ピアノメーカーがあるんですよ。結構近所なので一度行きたいと思っているピアノやさんです。

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  8. Wisteria 2006年9月2日 11:59 PM

    お返事ありがとうございます!!
    PCでちょっと聞き比べしてみましたが、ベヒシュタインとシュタイングレーバーは音のキラキラ度がだいぶ
    違うのですね。(幼稚な表現ですみません)
    これからは、CD録音に使われているピアノの種類が気になりそうです。

    Wisteriaというのは「藤」の花のことなんですよー。Wistariaというピアノのお店、自社ブランドもあり
    ながら、いろんなメーカーを扱っているんですね。
    こういうお店でのライブ、(もちろん多種弾き比べで)東京近郊でもあれば是非行ってみたいです!

    季節の変わり目ですが、体調に気をつけてこれからも素敵なピアノを聴かせてくださいね。

    《万歩計結果》
    MBYに行った日は、16000歩以上歩いてました(笑)
    ちなみに目標は1日1万歩です。

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  9. 石井彰 2006年9月5日 3:22 AM

    そうですか、聞き比べましたか!?そうですね、まるっきり違う方向性のピアノだと思います。スタインウエイとベーゼンドルファーの違いが如実にわかるCDもありますよ。リヒテルの「バッハ平均率クラヴィーア曲集」は4枚組で、第1巻がスタン、第2巻がベーゼンというすごいことになっています!だーい好きな演奏です。ウイステリアは藤ですか。ウイスタリアもなんかの家紋から取ってるようですからお花なんですかね?
    これからもライブいらしてくださいね、徒歩で(笑)!

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  10. Wisteria 2006年9月5日 10:18 PM

    調べてみたら、WisteriaもWistariaも同じ「藤」のお花でした(笑)
    お店、行ってらしたのですね。こういう所では
    ジャンジャン弾かれたりするのでしょうか?偶然
    居合わせたいものです(笑)
    バッハをスタインウェイとベーゼンで聞き比べ。。。
    バッハというと、小学生のころ眉間に皺を寄せながら
    練習していたインベンションを思い出します。
    でも、この聞き比べは面白そうですネ!

    徒歩でライブですか、汗ばんだお客さんでよければ
    お茶Naruあたりで(笑)

    返信
  11. 石井彰 2006年9月8日 2:23 AM

    そうですか。。藤の家紋なのでしょうね!Wisteriaさんももしかして藤さんですか?な〜んてね!(笑)
    ピアノやさんではバンバン弾いたりはしませんよ。おとなしく音色を確かめるように丁寧に弾かせていただいています。

    返信
  12. hotglass 2009年5月4日 8:26 AM

    はじめまして。白川ピアノさんのシュタイングレーバーが気になって、ここを何度も読ませてもらいました。
    そしてついに!こちらで紹介されているアンティークのシュタイングレーバーを買うことにしました!
    まだ手元には影も形もない今からドキドキしてます。詳しいことはこれからブログに書いていきますので、お暇なときにお立ち寄り下さると嬉しいです。
    http://steingraeber195.blogspot.com/

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