Jazzピアニスト石井彰(Akira Ishii)の気まぐれな日記Blog 2025年3月
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『ご報告とお知らせです。』
皆様、Fenice Recordings代表の石井彰です。と、ご挨拶をできる日がやってきました。一年前にはこんな事が実現するとは思いもよらない状態でした。階段から真っ逆さまに転落し大怪我からの二度の手術〜入院中のベッドの上で悶々とする毎日。
昨年2月21日にレコーディングした『Quadrangle』石井彰(p)石井智大(vn,vc)水谷浩章(b)池長一美(ds)の音源は録りっぱなしで宙に浮いたまま。少しづつ元気になり始めた夏頃からアルバム完成に向けて止まっていた車輪がごとりと音を立てゆっくりと動き出しました。
「四次元的四角形」をイメージしているカルテット「Quadrangle」は6年ほど前に発足しました。ベースの水谷浩章さんとは2、3回セッション経験があるだけだったけどいつかは共に音を共有できる関係になりたいと熱望していた弦の錬金術師とでも言える人。
ドラムスの池長一美さんは40年前の大阪時代からの間柄。衝撃的な初目撃から事あるごとにラブコールを送り、やっとレギュラーとして活動できるようになったドラムの吟遊詩人とでも例えられる人。バイオリンの石井智大は生まれたばかりの30年前からの付き合い(笑)あまりバンドで演奏する事がなかったバイオリンという楽器。しかし、智大がバイオリンを弾いていた事から家でバイオリンの音が鳴っているのは当たり前の事だった。思えば大阪音大作曲科在籍中から弦楽器の曲をよく書いていた。憧れがあったんだと思う。ここでバイオリンをフィーチャーしたカルテットを作った事は必然だったのだろうと思っています。
このバンドでは僕のオリジナルを中心にメンバー皆んなが曲を提供してくれます。
こうして出来たアルバムが『Uchronia』です。
3年ほど前、毎月宿題のように作曲していた。ある女性にインスパイアされて。その女性の名は”マリー”。
愛猫のチンチラシルバー。とは言っても猫を描写した曲ではなく、作曲する大きなモチベーションとなる存在です。そんな曲も収録されています。
そして、水谷浩章と池長一美の作品は奇しくも”雪”と”雨”。「Snow Wishes」と「Rain」。
智大作品は長いことレパートリーになっている「Prophet」。
長々と書きましたが書かずにはいられなかった想いです。
そんなわけで、New Album『Uchronia』発売開始です。
ネット販売特設サイトはこちらです
このアルバム録音して下さったのは、古い付き合いになったPiccolo Audio Worksの松下真也さん。何度も細かい注文に最高の答えを出してくれました。
写真撮影及びレコーディング風景の動画撮影も担当くださった竹下智也さん(竹下智也写真事務所)。この方も日野皓正バンドの頃からの付き合い。尊敬しているフォトグラファーです。
デザイナーは小泉望さん(株式会社MUSTARD)。アルバムアートワークは本業じゃないよと仰りつつ、素敵なパッケージデザインとブックレットを作って下さいました。
こんな素晴らしい方々と作り上げた『Uchronia』是非お聴きいただきたいと思います。
諸事情により当分の間、メンバーから直接ご購入頂くか、特別通販サイトでの販売のみとなります。どうぞ遠くの方もご利用下さい。よろしくお願いいたします。
収録曲
1.Uchronia
2.Eightfold Path
3.Letter to Marie
4. écru
5.Rain
6.TSUYURI
7.Snow Wishes
8.Prophet
9.Uchronia(closing)
Music composed by Akira Ishii
except 5.Kazumi Ikenaga 7.Hiroaki Mizutani 8.Tomohiro Ishii
Quadrangle
石井彰 Akira Ishii / piano
石井智大 Tomohiro Ishii / violin,cello
水谷浩章 Hiroaki Mizutani / bass
池長一美 Kazumi Ikenaga / drums
定価:\3,500(税込)
全曲視聴出来ます。⇩⇩⇩
https://youtu.be/cIWkr3WaAFM
ネットでのご注文はこちら⇩⇩⇩⇩
https://sgfm.jp/f/a36bd79e70f999d22d7f3a8a478e66d5
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